今年もインフルエンザのシーズンが間近に迫りました。
インフルエンザは毎年と言っていいほど猛威を振るいますが、大人もそうですがやはり子供への感染が心配ですね!

このページではインフルエンザの症状とは?についてお伝えしたいと思います。
思い当ったらすぐに最寄りの病院に行きましょう。

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インフルエンザの症状は子供にはどう出るの?

子供に出るインフルエンザの症状を解説する前に、インフルエンザの種類をご説明します。

インフルエンザはご存知のように「A型」「B型」「C型」の3つに分類されますが、この中から毎年どのタイプが流行するか、についてはインフルエンザシーズン到来前に事前に専門家が予測するそうです。

その予測結果に出ると、予防接種用のワクチンが急ピッチで製造されるというわけです。

また、実際にどのタイプのインフルエンザが流行しはじめているか、については厚生労働省より発表があります。

インフルエンザが3タイプあっても基本的に共通する症状特性がありますので、以下列記致します。

インフルエンザ3タイプに共通している症状とは?

1、寒気や悪寒を感じて震えが止まらない。
2、発熱(高温に限らず)と、それに伴って襲う頭痛。
3、風邪の症状と同じく咳・くしゃみ、鼻水などが出る。

こうやって列記しますとまさに風邪の症状によく似ています。

ですからインフルエンザが流行している時期に上記のような「風邪に似た症状」が見られたら、インフルエンザを疑うことです。

風邪でしたらそれにこしたことはないわけですから、早めに病院に行って診断してもらうことをお勧めします。

 

では以下インフルエンザ3つのタイプそれぞれの特徴です。

【A型インフルエンザ】38~40度の高熱を発症するため筋肉に激しい痛みや関節痛が起きる。
また気管系(咳による喉の痛みと炎症)の症状も出やすい。

【B型インフルエンザ】熱は37~38度程度しか出ない傾向が多いが、消化器系(胃から腸にかけて激しい痛みや下痢など)の症状が出やすい。

【C型インフルエンザ】こちらもB型と同じで熱が37~38度程度しか出ないが、それ以外に主に鼻水が多量に出やすいが、C型は流行することはほぼないと言われている。。

簡単に言えば高熱が出たらA型インフルエンザだと判断できます。

一方のB型C型は微熱程度が特徴で、風邪と間違えることが少なくありません。

【子供のインフル症状についてのまとめ】

1、高熱が出て何日も続く。そしてその間に時に幻聴、幻視症状が出ることもある。

2、一度熱が下がってもすぐにぶり返す。熱が出たり下がったり、を繰り返しやすい。

3、長い間微熱が続きその期間は、風邪より長い傾向がある。

4、熱が出ないため一見元気なように見えるが、下痢・腹痛・頭痛が出る。

5、時に脱水症状が出たり寒気や、悪寒が出て震えてるように見える。

6、食欲がなくなり吐き気・嘔吐がある。

7、子供によって喘息、目の充血、発疹(アレルギー症状)が出ることもある。

8、咳が続く続き、喉の痛みや扁桃腺の腫れが出る。。

子供のインフルエンザの症状で下痢は要注意

子供に出やすいインフルエンザの症状はご理解いただけたと思いますが、中でも子供にとってやっかいかつ危険なのが下痢の症状です。

下痢の一因としては、インフルエンザウイルスによる胃腸炎が挙げられ、特にB型インフルエンザや新型インフルエンザは消化器系に強く悪影響が出ると言われています。

下痢の症状が出た場合に、出た分を取り戻させようと高カロリーな食事で栄養摂取をさせてしまうことは、むしろ危険です。

 

逆に2食の食事を抜いて胃をしっかり休めることが重要です。

ただし、水分補給は絶対に必要であり特に下痢の症状が酷い場合は、体内から栄養分とともに水分が大量に排出されています。

ですから水分補給だけはこまめに行うことが大切です。
その場合は水ではなく熱中症対策と同じように、スポーツドリンクや経口補水液などで塩分も一緒に摂るようにしましょう。

子供のインフルエンザの症状で嘔吐が出たら

B型インフルエンザの場合上気道の炎症や、消化器系への症状が出るとお話したように、強く激しい嘔気に見舞われます。

最悪の場合は嘔吐と下痢を繰り返すこともあります。
消化器症状の中でも特に辛いのがこの嘔気。

嘔吐症状が出ると一番心配なことは口から栄養を摂取できなくなることです。

特に乳幼児は吐き気によって口から食べたり飲んだりすることが困難となりますから、脱水症状などの合併症を引き起こしかねません。

吐き気や嘔吐への対処法

残念なことに吐き気や嘔吐が出ている子供に対して、私たちが緩和させることはかなり難しいです。

インフルエンザウィルスによる嘔吐は市販の吐き気止めなどでは、ほぼ効かないとされています。

 

特に強い吐き気がある場合は抗インフルエンザ薬を服用することも難しくなりますので、嘔吐の症状が出たら病院で抗インフルエンザ薬の注射あるいは点滴を受けることです。

病院で処方される制吐剤もありますが、強い吐き気があるとそれも吐いてしまいかねません。

 

自宅においては下痢の症状対策と同様に、こまめな水分補給が必要です。

嘔吐をしてしまうと、脱水症状を起こす可能性がありますので、たとえ吐き気があっても繰り返しの水分補給をすることが非常に大切になってきます。

下痢の場合と同じで、水だけでは改善することは難しいためスポーツドリンクや経口補水液などで、塩分も一緒に摂るようにしましょう。

 

特に嘔気が強い時は、レモンなど柑橘系成分が含まれているものですと、嘔吐感を和らげることができます。

下痢や嘔吐によって体内の栄養分と水分が抜け出てしまい脱水症状が出てしまうと、インフルエンザそのものをさらに悪化させるリスクが高まるので要注意と言うことです。

テーマのまとめ

インフルエンザは大人がかかっていまっても子供と同じ症状と考えて間違いはないのですが、決定的に違うことが一つあります。

「子供は身体に表れる危険信号を受け取りにくい」と言うことです。

どういうことかと言えば、インフルエンザの症状が軽い場合は普段と同じよう元気だったりすることです。

これは子供特有と言っていいインフルエンザの症状であって、本当は体が辛く体は悲鳴を上げているのに、子供は気づくことができないのです。

そしてそれが症状の重症化を引き起こし、完治までに時間がかかってしまうのです。

大人であればそれまでのさまざまな病気体験などから、何となくだるさを覚え辛い感覚も察知できるものですが、子供はそういった経験が少ないため体の異変を感じ取りづらいと言うことです。

だからこそ、そばにいる親がいち早く子供の異変や異常を気づいてあげる必要があります。

どうかその点をくれぐれもお忘れなきように・・

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