坐骨神経痛の重苦しい痛みは体験した人にしかわかりません。
約3年前に私も坐骨神経痛になり数ヵ月の間苦しみ続けました。

今ではほぼ完治していますがその時の効果的な治療法や、
自分で行ったストレッチなどをお伝えしますので、
ご参考になれば幸いです。

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坐骨神経痛の原因と症状とはどんなもの?

坐骨神経痛になる原因ですが私が調べたところによりますと、
大きく分けて2つありましたが、

ちなみに坐骨神経痛とは何かしら原因になる病気がある時に、
生じる症状で病名ではないということを覚えておいてください。

では坐骨神経痛の症状を引き起こしお尻や下肢に、
痺れや痛みが生じる原因ですが…

「腰から太ももを通って足先に伸びる神経のどこかで、
障害を受けると坐骨神経痛が起こる」のです。

お伝えしたように障害は主に2つです。

原因1、腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニアによるもの。
腰部の背骨にはご存知かと思いますが骨と骨の間に、
クッションの役割をする椎間板があります。

椎間板は繊維輪と呼ばれるものでできていますが、
何かしらの原因で繊維輪が断裂したりすると、
脊柱管の中の神経が圧迫されて痛みやしびれが起こります。

坐骨神経痛の原因と症状と治療法体験記

画像出典:https://www.ishamachi.com/?p=5092

原因2、腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)
によるもの。
こちらもよく耳にする病名ですが簡単に言えば、
腰部脊柱管が腰椎の変形などによって狭くなり、
神経を圧迫して痛みなどの症状が発生するということです。

坐骨神経痛を自分で出来る治し方

画像出典:https://www.ishamachi.com/?p=5092

坐骨神経痛の症状はこんな感じ

私も体験していますがほとんどの場合腰痛やお尻から、
その下の足(太ももあたり)に痺れるような痛みが出ます。

私の場合は座っている方が辛くて食事の時にも、
5分おきに立ち上がって痛みを堪えたものです。

これが坐骨神経痛と言うものでその他にはふくらはぎに、
痺れが出たり脚全体に力が入りにくくなったりする場合や、

時には排尿・排便の障害を引き起こすこともあるそうですが、
幸いにも私はそこまでの症状は出ませんでした。

また安静にしていると痛みはあまりないことがあり、
ところが歩き出すとお尻から太もも裏側や足の先にかけて、
痺れや痛みが出るケースも多いそうです。

坐骨神経痛の原因判明から治療法体験しました

私が通った病院は都内でも腰痛外来で評判の医師がいる所でした。
治療法としては最終手段として外科的な手術もありますが、

初めは薬物療法と理学療法(ストレッチなど)によるもので、
処方された薬はNSAIDs(エヌセイド:非ステロイド性抗炎症薬)
と言う痛み止めでした。

ストレッチ法については後述しますがこれは家でも出来るので、
朝晩に約10分かけて行いました。

それでも痛みが引かずブロック注射を行う

発症から2ヶ月間はそれほど痛みは引かず薬とストレッチで、
その痛みが消えたりまた出たりの繰り返しでした。

そして3ヶ月目に入った時に医師にブロック注射を勧められたのです。

ブロック注射とは

腰部から針を刺して硬膜外腔と呼ばれる脊柱管の内側部分に、
局所麻酔薬やステロイドなどを注入するもので、
「硬膜外ブロック」とも言います。

文字通り神経に痛みが伝わるのをブロックするものです。
医師の説明によるとブロック注射後早い段階で痛みを、
緩和できる可能性が高いとのことでした。

それから1週間後に前泊入院となり翌日初めての、
ブロック注射を体験しました。

正直痛いです!
腰のあたりに激痛に近い衝撃があり私も必死に耐えました。

ところが最初のブロック注射は思ったほどの効果がなく、
1ヵ月間は多少の痛みは引いたものの、

期待外れの状況だったので私は医師にそれを訴え、
さらに2週間後に2度目のブロック注射となりました。

注入薬物量を増やしたとのことですが、
じつはこれが功を奏しました。

2度目のブロック注射以降ウソのように痛みは消え、
痺れもほとんど出なくなったのです。

数か月間は軽い痛みのような痺れ感は残りましたが、
以前のように我慢できないほどではないので、
ホッと胸を撫で下ろしたものです。

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坐骨神経痛の原因より自分で出来る治し方を知ることです

坐骨神経痛の痛みを抑えるために自宅で理学療法的に、
自分で出来るストレッチを繰り返し行うことをお勧めします。

坐骨神経痛に効く ストレッチのやり方

以下私が理学療法士さんにご指導していただいた、
ストレッチ法です。

立てた膝にもう片方の脚のアキレス腱をひっかけ、膝を自分の胸に引きつける

Step1:片膝を立てて横になります

Step2:立てた膝にもう一方の脚のアキレス腱辺りをひっかけます

Step3:両手を組んで、Step1で立てた方の脚膝を自分の胸に近づけるように引きます

息を吐きながら手を使って引きつけるのがポイント

息を止めずにリラックスして胸に引き付ける。左右交互に行いましょう。

真上から見るとこんな感じ

腰痛予防にもなって気持ちが良い。

痛みがある時楽になる寝方とは?

坐骨神経痛の場合とにかく痺れと痛みに悩まされますが、
その場合の寝方を医師に相談したことがあります。

「○○さんが一番楽になる寝方がベストですが、
基本的には“横向きで痺れる方を上にして、
そしてやや体と膝を折り曲げた状態”が楽と言います。

それと人によっては座布団やクッションを太ももに挟んで寝ると、
とても楽になるとも言いますよ」

つまり、
・痛みがある方の足を上向きにする。
・上体を軽く丸め膝も曲げる。
・太ももに座布団などを挟んで寝る。

この3つを励行したところ私もずいぶん楽になったことを、
覚えています。

今日のテーマのまとめ

坐骨神経痛を体験して私もストレッチや、
日頃の運動の大切さを身を持って学びました。

運動不足がもたらすのは坐骨神経痛だけではありません。
今が健康体であっても意識して運動量をアップするように、
心がけたいものですね。

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