排尿したばかりにもかかわらず、まだ尿が全部出切ってないようなそんな感じを「残尿感」と言います。
特に女性の場合、残尿感があると膀胱炎の可能性が考えられます。

このページでは女性の残尿感の原因とその解消法や対策法をご紹介いたします。

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残尿感が女性に多い原因とは?

人には言いにくい悩みの一つでもある女性の残尿感ですが、残尿感は様々な病気が原因の場合もあります。

取り返しがつかないことになってしまう恐れもありますから、くれぐれも注意が必要です。

女性特有の残尿感の原因

【月経や性行為が原因!?】

生理になるとどうしても女性は不潔になりがちです。
また、性交渉前後になんらかの菌が膀胱に入ってしまう場合もあり、内部が炎症を起こすことにより残尿感につながらることがあります。
→尿路感染症を参照

【膀胱炎や尿路感染症が原因!?】

さらに残尿感の原因として考えられるのは、尿が出る尿道あたりに病気を引き起こしている可能性があります。

特に可能性が高いのは「膀胱炎」ですが、原因は、膀胱に何らかの原因によって細菌が侵入してしまったと言うことです。

膀胱炎によって残尿感としての症状が現れているとも考えられます。

膀胱炎の症状に挙げられるのが、残尿感がある以外ですと、

・何度もトイレに行きたくなる頻尿症状がある。
・排尿時に下腹部あたりに痛みがある。
・排尿が白く濁っていたり、時には血が混じっていることがある。

こういった症状が表れているとしたら「膀胱炎」の可能性が高いと思われます。

また、膀胱炎と似た症状である尿路感染症がありますが、女性の場合性行為において細菌を侵入させてしまう可能性が考えられます。

最近では20代に多く見られるようになり、年々尿路感染症になる人が増加傾向にあります。

【骨盤性器脱が原因!?】

骨盤性器脱とは、若い女性でも可能性はありますが比較的年配の方に多く見られる症状の一つです。

体内の機能が弱まって膀胱が支えられなくなり、身体のバランス自体を崩してしまうことが原因となることもありますが、更年期の症状として現れる場合もあります。

つまりホルモンバランスの乱れによって引き起こされる女性特有の病気のひとつですが、この病気が原因となって膀胱が元の位置より下がってしまうことにより、膀胱そのものが圧迫されて残尿感を引き起こすと言うことです。

【冷え性が原因!?】

冷え性体質の女性は年々増加傾向にありますが、その冷え体質によって多くの女性の身体や子宮が冷えているのです。

それが引き金になって、あらゆる女性特有の疾患に悩まされている人も多いようです。

残尿感の原因として冷え性が挙げられますが、単に身体が冷えて尿意を催すということはよくあることです。

しかし女性の場合、冷えによってホルモンのバランスが崩れた場合に残尿感として症状に出ると言うことがあります。

【妊娠が原因!?】

個人差はありますが妊娠するとホルモンのバランスが崩れやすいため、尿意にも影響を与えると言われています。

妊娠した場合多くの妊婦さんが、頻尿と残尿感を経験するものですが、妊娠することで膀胱圧迫が起きますから原因の一つとして挙げられます。

また場合によっては、腎機能が活発化することで尿量も増え尿が排出されやすい状態になるということも起きてきますので、それも原因の一つとして考えられます。

残尿感は以上のような原因が挙げられますが、それ以外には「もともと尿線が細い体質」であるとか「過度なストレスが長期に渡って続いた」ことが原因である場合も、可能性としては少なくはありません。

残尿感のある女性のための対策

【原因別残尿感対策・・月経や性行為】

生理中は特にナプキンやタンポン等を使用するため、下着の中が蒸れてしまいがちですから、小まめナプキンを交換して菌が繁殖しないように清潔を保つことが重要です。

また性交渉前後においては、不潔なまま放置しておくということも菌が繁殖しやすい状態を作りますので、入浴するなどこちらもまた清潔を保つように心がけることです。

【原因別残尿感対策・・膀胱炎】

最初にお伝えしたいことは、残尿感を起こす代表的な病気としては上述したように膀胱炎です。

膀胱炎が原因となって残尿感が表れているとすれば、対策や解消法などの前に病院を受診することが先決になってきます。

膀胱炎の多くの場合が、大腸菌が尿路感染して炎症を起こす細菌性の急性膀胱炎ですから、男性に比べ尿道の短い女性は、さらに肛門と尿道口が近いため膀胱炎を起こしやすいのです。

ちなみに急性膀胱炎では、残尿感のほかに排尿時痛や頻尿などの症状をともないます。

医療機関で検査をし、感染した細菌に合せた抗生物質や抗菌剤の投与が主な治療方法になります。

【原因別残尿感対策・・骨盤性器脱】

この対処法としては、普段より適度な運動を心がけ筋力を低下させないことです。

特に下半身を強化するようなエクササイズや軽いトレーニングを行うことがおすすですが、この症状が現れた場合なるべく専門の医師に相談するようにしましょう。

【原因別残尿感対策・・冷え性】

冷え性対策としては、まずホルモンのバランスを整えることが先決です。

効果的な方法としては身体や子宮をなるべく温めてあげて、リラックスできる環境に身を置くことです。

冷えの対策としては女性ホルモンを整えるのに効果的なハーブティ等を日常に取入れて、常に身体を内部から温めてホルモンバランスを整えてあげることを忘れないでください。

例えばローズティーや、ローズヒップ、オレガノ、ジャーマンカモミール、ハニーブッシュ、オート麦、などがおすすめです。

また漢方薬にも優良なものが揃っていますので、ご検討することも良いかと思います。

リラックス効果とストレスの緩和の意味でも、取入れてみると良いかと思います。

残尿感のある女性その解消法

対策と被るとことになりますが、残尿感を完全になくすためにはやはり残尿感となっている原因を突き止めないといけません。

つまり根本的な起因である病気の治療が大切と言うことです。
ただしそれほど酷い場合でなければ、

・定期的に排尿する習慣を守ること。

・ストレスがある場合はストレス発散とリラックスを心掛けること。

・同時に常日頃から少々のストレスでも負けない体を作ること。

・抗酸化能力の高い食材による食事にも気を配って、免疫機能を高めて抵抗力を高めること。

・程度な運動量を心掛け、弱っている筋力をアップさせること

このテーマのまとめ

残尿感があると仕事にも勉強にも集中できなくなります。
また、何かしらの病気が残尿感の原因なら健康的にも決して良くありません。

そして健康な身体を維持するには免疫力を高めることです。
免疫力を高めるためにも上記の点に注意し、自分の日常生活を見直してみることです。

免疫力を高めて、あらゆる病気を寄せ付けない身体を作ることが大切です。

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