秋が深まって冬の訪れが感じられる頃になると聞こえてくるノロウイルス。

毎年多くの感染者が出ますが、常識的なノロウイルス知識として感染時期や、
予防対策を知っておく必要があります。

また検査方法や検査時間などもぜひチェックしておきましょう。

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ノロウイルス検査さまざまな方法

年間を通して食中毒の患者数の約50%つまり半分はノロウイルスによるものとされています。

その内約70%は11月から翌年の2月に発生していますが、秋から冬にかけての感染性胃腸炎は、 ほとんどがノロウイルスによるものと考えられます。

また食中毒集団発生例の多くもノロウイルスによると考えられます。

ノロウイルスの感染時期は食中毒が多い梅雨の季節から夏場と言うイメージが強いのですが、 ウイルスが活発になるのはむしろ寒い季節になってからですから、

そう考えればノロウイルスの感染時期は一年を通していつもそのリスクはある と考えて間違いはありません。

ではノロウイルス検査を行う方法として、ですが4つの代表的な検査方法が挙げられますので以下ご紹介いたします。

ノロウイルス検査の主な種類

検査キット方式・リアルタイムPCR法・電子顕微鏡・PC‐RTC法、
以上ですが、ノロウイルスは培養が困難とされていて、従来は電子顕微鏡下で糞便中のウイルス粒子を 直接検出していました。

こういった検査方式を専門的に解説しても始まりませんので実際に私たちがすぐに検査が出来る、 キット方式についてご紹介したいと思います。

ノロウイルス検査の方法には簡単で
結果時間の早いキット方式があります

ノロウイルスの検査キットはつまりは検便と同じ方法であり、患者の糞便の表面を擦り取り、 病院で検査しともらいますと、陰性と陽性どちらかの検査結果が出てくれます。

さまざまな検査と同じように、陰性なら感染しておらず陽性なら感染していると言うことですが、 ここでかかる費用は自治体によって変動しますが3000~5000円程度となっています。

ただし、この検査キットもある程度ノロウイルス感染状況を調べることはできるのですが、 100%絶対感染していないと言いきれないのが難点です。

精度をあげた検査はやはりリアルタイムPCR法など電子顕微鏡を使った方法ですので、 職業上調理関係や食材や食品に関わる方はこの種類の検査方法を受けるのが条件となっています。

一つはノロウイルスの持つRNAという成分にDNAに変える薬を使って確認する方法で、 この場合の金額は8000~15000円となっています。

さらに精度をあげた電子顕微鏡によるノロウイルス感染検査になりますと、 金額としてはかなり高額になり1~3万円となっています。

ちなみにノロウイルス検査に対して保険適用については自治体によっても違いますが、 乳幼児や高齢者に対しのみ保険適用となっています。

ノロウイルス検査方法にかかる時間は?

通常病院(一部保健センター)に行った場合ノロウイルスの検査をするには、 診察を受けてから要検査となった場合、検査のための準備と検査物提供となって後日結果を聞く、というのが一連の流れです。

そのためにかかる時間や日数ですが、まず一般医療機関で使われるノロウイルス検査キットと、 専門機関で検査する場合ではかなり時間が違ってきます。

診察した結果ノロウイルスの検査が必要と判断された場合あるいは検査を依頼した時などですが、 検査キットで検査をすると検査キッドの種類にもよりますが検査後、 約15分から20分で反応が出ますし、長くても2時間くらいで反応が出ます。

一方専門機関に検体を出した場合ですと、専門機関によって変わりますが、 電子顕微鏡で検査をするため結果がわかる期間としては3日から5日以上と言われています。

テーマのまとめ

ノロウイルスは大変怖いと言うことは誰でも認識していることですが、 いざ感染の疑いがあったりすると慌てふためくものです。

ノロウイルス検査の方法にはさまざまなやり方があって、その一つに検便と同じように簡単なキット方式があり比較的検査時間や期間が短くそして結果が早くわかるものがある、と言うことを覚えておきましょう。

またノロウイルスの感染予防策もいろいろあります。
やはり基本的には手洗いの励行であり衛生的手洗いは感染予防や食中毒予防のために、 通過菌をすべて除去することを目的とした手洗い方法です。

今は市販の除菌石鹸も数多く出回っていますので、特に小さいお子さんはこの手洗いを 習慣化することを強くお勧めします。

外出先から戻った時はもちろん、室内にいても食事やおやつ前には必ず手洗いをさせましょう。

特に食品を取り扱う方は衛生的手洗いが絶対必要とされていて、手洗いが不十分になりやすい部位親指や指先、手のしわなどをしっかり洗います。

徹底した手洗いの習慣化がノロウイルスの感染からあなたやお子さんを守る第一歩ということを、くれぐれも忘れないようにしましょう。

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