もち麦が静かなブームですが、意外にもち麦の本質やそのすばらしい効果を知らない人が多いようです。
ここではもち麦について成分や体への効果など、を詳しくお伝えします。
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目次
もち麦とは?有効成分の正体がこれ!
もち麦はひと言で言えば「餅(もち)性の大麦」のことです。
ご存知のようにお米にもうるち米ともち米がありますが、大麦にももち麦があると言うことです。
もち麦は穀類の中でも食物繊維の含有率が非常に高いので、ここにきてもち麦が一躍クローズアップされたのですね。
食物繊維とは?
食物繊維は水に溶けない「不溶性食物繊維」と水に溶ける「水溶性食物繊維」があります。
「不溶性食物繊維」は成熟した野菜はじめ食品穀類や豆類、キノコ類、果実、海藻などに多く含まれています。
特徴としては体内に摂り入れると、胃や腸で水分を吸収して膨らみます。
さらに腸を刺激して活発に刺激するので、便通を良くする働きがあります。
一方の「水溶性食物繊維」は、ネバネバ系とサラサラ系があります。
水溶性食物繊維を多く含む食品は昆布はじめワカメやコンニャク、果物、里芋などに含まれています。
特徴としては粘着性があるので、体内に摂り入れると消化が遅いため腹持ちがよいとされています。
また糖質の吸収をゆっくりと抑えるため、食後の血糖値の急激な上昇を抑える働きがあります。
大腸内ではビフィズス菌が増加しするので、腸内環境改善と整腸効果があります。
食物繊維はどちらも体には良い成分であることは確かですが、ではもち麦はどちらの食物繊維かと言えば…
もち麦は「大麦β-グルカン」という水溶性の食物繊維を豊富に含んでいるのです。
最大の働きは「糖質の吸収を抑えてくれる」ことなのです。
食物繊維はここ最近大きく見直されつつあります。
特にもち麦に豊富に含まれる「水溶性食物繊維」はその効果とともに、もちもちプチプチした食感と香り高い味わいで人気になっているのです。
もち麦とはダイエットや便秘に効果あり?
【ダイエット効果】
答えを先に申し上げればもち麦には驚くべきダイエット効果があります。
極論すれば「もち麦を食べれば食べるほど痩せやすい体質になる」のです。
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その理由は先ほどお伝えしたように「大麦β-グルカン」が体内に摂り入れた糖質や脂質の吸収を抑え込みます。
さらにはドロドロに分解された水溶性食物繊維が、糖質や脂質を絡めとって排泄させてしまうからです。
つまり端的に言えば、
「ご飯を大量に食べても糖質が吸収されにくくなる」
ため、自然に痩せていく体質になるということです。
メディアでももち麦ダイエットの効果を特集するケースが多いのですが、ほぼ100%のダイエット効果が出ているようです。
もち麦ダイエットの一番嬉しい点は、ほかの食材を一切制限する必要がないことです。
今まで通りの食生活を続けてその中にち麦を摂り入れるだけなので、多くの人に喜ばれるダイエット効果が出るのです。
とは言え極端な暴飲暴食を続ければ、その効果も薄くなることは確かなようです。
【便秘解消効果】
便秘解消にもまたもち麦の成分である「水溶性食物繊維」が大変有効です。
じつはこの水溶性食物繊維は、ふだん私たちの食生活では不足しがちなのです。
たとえば食材としては、エシャロットやユリネあるいは芽キャベツなどに含まれていますが、どれもあまり馴染みのある食材とは言えません。
しかし、便秘の原因にもつながる不足しがちな水溶性食物繊維が、もち麦には豊富に含まれているのです。
また嬉しいことに便秘解消から、ポッコリお腹の解消にもつながるという事実も報告されています。
いずれにしてももち麦を食べることで、ダイエット効果や便秘解消効果は確かなことですね。
なおもち麦摂取のコツとしてしてはもち麦とともに、味噌や納豆キムチと言った発酵食品を一緒に摂り入れると、代謝がよりアップしますので効果がさらに上がると言われています。
もち麦とは“炊き方や保存にコツ”があります
もち麦は基本的には、白米に割合を決めて混ぜ込み炊き上げます。
問題はどれくらいの割合で混ぜ込むか?ですが原則は5:5つまり半々です。
しかし、もち麦と白米を半々の割合で炊く5割炊きですと独特の食感に慣れていないと、美味しく感じない人がいることも確かです。
ですから初めて食べるなら、もち麦を3割(白米:もち麦=7:3)で炊いてみることをおすすめします。
ご飯を3合炊く場合ですと白米2合にもち麦1合と言った感じです。
炊きあがったご飯はふっくらモチモチとして、ひと口食べてみるとプチプチ感があり、きっと好きになれるはずです。
【白米:もち麦=7:3のもち麦ご飯炊き方】
◆最初に白米をいつものように研いでからもち麦を加えます。
もち麦は洗わなくてもだいじょうぶですから全体に広がるように軽く混ぜ込みます。
◆水の割合は以下の通りです。
・白米1合といつもの水加減にもち麦50g+水を100ml=炊き上がりは約1.5合
・白米2合といつもの水加減にもち麦100g+水を200ml=炊き上がりは約2.8合
・白米3号といつもの水加減にもち麦150g+水を300ml=炊きあがりは約4.2合
◆注意点としてもち 麦は水分の吸収が悪いため炊く前に必ず1時間ほど水に浸すのがコツです。
◆多く炊いて余ったら冷凍保存がおすすめです。
もち麦は白米と比べて少し傷みやすいため、炊飯器で半日以上「保温状態」にしておくのはよくありません。
残ったらタッパーなどに入れるか、小分けにしてラップで包んで冷めてから冷凍保存がベストです。
レンジで解凍すれば炊き立てのように、ホッカホカのモチモチちで美味しくいただけますし、冷凍庫で1ヶ月保存できます。
まとめ
最近何かと話題になる女性にも人気の「スーパーフード」ですが、もち麦こそその最たるものではないでしょうか?
ダイエット効果や便秘解消など体に良い上に、もっちりとした食感や食べ応えも良くここに来て人気赤丸急上昇、といったところです。
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