可愛い我が子の七五三のお祝いについてのお話です。
我が家はとっくにその歳を過ぎてしまったのですが、改めて七五三のお祝いについて調べてみました。
七五三は古くから伝わる日本の良き伝統文化ですが、七五三の語源や考え方と言ったことは、意外に知られていないものです。
また七五三祝いで子供に何を着せるか?どんなお祝い方法があるのか?これもまた頭を悩ませるところですね。
ここでは七五三のお祝いについて、いろいろ参考になる情報をお伝えします。
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七五三男の子の着物について
七五三で一番頭を痛めるのが子供の服装です。
女の子の場合は比較的着物が定番ですが、男の子ですと羽織袴(はおりはかま)とスーツと二つの選択肢があります。
着物か?スーツか?となると時代の流れで流行りすたりがあるようで、半ズボンスーツが全盛の時もありましたが、昨今はまた羽織袴に人気が集まっているようです。
ここ数年の傾向としてはお参りする男の子は、袴を着ている子のほうが多いようですが、これは住まいの地域によっても異なるようです。
スーツでしたら小学校の入学式、あるいは近親者の結婚式などでも再利用できると言うメリットがありますから、購入するケースもあります。
でも羽織袴の場合は再利用が難しいため、わざわざ高いお金を出さずに「レンタルする」ケースが多いようです。
羽織袴を着る機会はそうそうありませんし、男の子の場合は長じて成人式まで一度もないのではないでしょうか?
(その成人式でさえスーツが多いですから・・)
そういう意味では、七五三のお祝いと言うせっかくの機会に着させてみるのも良いと思いますよ。
また最近では写真撮影のときだけ袴をレンタルしてご両親と記念撮影を済ませ、お参りするときはスーツに着替えさせて、と言ったケースも散見されるようです。
七五三男の子のスーツについて
先にお話したように男の子の七五三の服装は、着物(羽織袴)とスーツに分かれますが、そのスーツも根強い人気があります。
ダンディな服装を好むご両親でしたらスーツを選ぶと言うことでしょうか?
そしてスーツもまたレンタルすることができます。
袴もスーツも購入かレンタルかで迷うでしょうが、たとえば兄弟がいらっしゃる場合は、弟さんの七五三の時にまた利用するという手があります。
前述したようにスーツを購入された場合は、お兄さんが着れるうちは結婚式など冠婚葬祭に着用させられますし、着れなくなったら弟さんの幼稚園の卒園式や入学式にも、使いまわしが出来ますからね。
このようにスーツですと羽織袴と違って、使い道が多くなるというメリットがありますから、七五三でスーツを選択する場合は家族構成や環境によって購入するのもありかと思います。
七五三男の子の3歳祝いはどうする?
七五三のお祝いでよく耳にするのが「男の子の場合は何歳でお祝いするのが正式か?」といった点についてです。
昔から「女の子の場合が3歳と7歳でお祝いして、男の子は5歳で祝う」と言う説が一般的ですが、じつはこれ間違いではないのですが、正解というわけでもないようです。
結論を言えば、七五三のお祝いは地域やその土地の風習によって、まちまちなのです。
ですから男の子が3歳で七五三のお祝いをしても全然問題ないですし、関西の一部では男の子も女の子も、7歳5歳3歳のいずれか一つお祝いすれば良いとされています。
逆にすべての歳をお祝いする地方もあるくらいです。
七五三のようなお祝いごとに、年齢のよる「タブー」は存在しないと考えていただいても問題はないようです。
可愛い我が子の成長を祝って上げたいという素直なお気持ちを大切にして、男の子が3歳になった祝いをぜひご両親やご親族でお祝いしてあげてほしいものです。
七五三をお祝いする年齢の数え方
では仮に男の子の3歳祝いをする場合ですが、年齢の数え方が気になりますよね。
七五三祝いは数え年なのか?あるいは満年齢なのか?ですね。
念のためにご説明しますと、数え年とは産まれた日を1歳として、初めて迎える新年1月1日に2歳になります。
極端な話ですが12月31日に産まれたお子さんは、翌日に2歳と数えますから数え年はあまり実用的とは言えません。
満年齢は生まれた日を起算して、翌年の誕生日に1歳ずつ年を重ねて行くもので、今現在使われている歳の数え方です。
では七五三のお祝いはどちらで行うかと言えば、満年齢で行って上げるのが一般的と言われていますが、じつは正確にはこれも厳密な決まり事はなく数え年、満年齢のどちらで祝っても良いとされています。
七五三のお祝いのやり方
七五三祝いのやり方としては「神社への参拝とお祝いの会食」が一般的になっています。
我が家の場合も二人の子どもは、この形式で七五三祝いを行いました。
神社への参拝も特に決まりはありませんが、お子さんが生まれた時にお宮参りをした氏神様の神社に行き、七五三のお参りをして無事成長したことへの感謝の意を伝えることが、神社参拝の目的とされています。
また七五三お祝いの会食はご家族だけでも良いですが、可能でしたら両祖父母を招いて上げて自宅でお祝いの会食、あるいは時期が合うようでしたらホテルやレストランで行っている「七五三お祝い会食プラン」と言ったものを利用しても、良いかと思います。
このテーマのまとめ
七五三のお祝いについて、また男の子の3歳祝いのあり方などお話してきましたが、ではなぜ、3歳5歳7歳で神社に詣でてお祝いをするのかと言えば、起源とされる室町時代の頃から明治の頃までは、乳幼児の死亡率が大変高かったためです。
そのため七五三のお祝いは、その歳まで無事に成長したことへの感謝の意を表して、また将来の長寿を願う意味もあったとされています。
男の子でも女の子でも誕生してからスクスクと、無事に育って行く過程での七五三のお祝いですから、あまり規則的な縛りごとを気にされずに、ただ素直にお子さんの成長を祝って上げて欲しいものですね。
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