グルテンフリーとは？効果はジョコビッチ選手やアスリートが体験証明！

ここ最近「グルテンフリー」と言った用語が広く知れ渡ってきました。
私もちょっと前まで一部の人によって「健康のために小麦なし生活」が推奨されていたのを覚えています。

ここではグルテンフリーについてわかりやすくご説明するとともに、テニス界のトッププレイヤージョコビッチ選手と、一人のアスリートのグルテンフリーによる効果の体験談をお伝えします。

1 グルテンフリーとは？どんな効果がある？
- 1.1 グルテンを食することの弊害とは？
- 1.2 グルテン摂取による2大悪影響とは？
2 グルテンフリーとは？テニスのジョコビッチ選手のエピソード
- 2.1 グルテンが含まれる食材とは？
3 グルテンフリーとは？アスリートの効果体験談
4 このテーマのまとめ

グルテンフリーとは？どんな効果がある？

グルテンフリーとは、
「小麦や大麦あるいはライ麦、オート麦などの麦類に含まれていない食品」と言う意味とともに、グルテンを体内に摂り入れない食生活を意味しています。

グルテンを含む食材はパンやうどんはじめ、ラーメン・パスタ・シリアル・クラッカーなど多岐に渡って存在します。

グルテンを含んだ食材の特徴としては、弾力や粘り気を出す働きがあります。

ですからうどんやラーメンの麺にコシやふくらみが出るのも、このグルテンの作用によるものです。

グルテンを食することの弊害とは？

ではなぜ今グルテンを摂り入れない食生活が推奨されているのでしょう？
その理由はグルテンが人体へ与えると考えられるさまざまな影響にあります。

小麦アレルギーと聞けばわかるようにグルテン類を食すると、アレルギーを引き起こす可能性があります。

そして人によっては腸の疾患など重大な症状を引き起こす恐れがあります。

この場合、重症になると小腸に炎症が起こり体に必要な食べ物の栄養分を吸収することが出来なくなる「セリアック病」を引き起こす危険性もあります。

もちろんアレルギー症状の出ない人も多いですから、普通にラーメンやうどんなどを食する生活を送っていることも事実です。

ではなぜ、アレルギー症状の出ない人でもグルテンフリーによる食事法が推奨されるかと言えば、セリアック病や腸の疾患を予防するだけではなく、この食事法を摂り入れることで体の調子が良くなったという事実があるからです。

この話はあっという間に口コミで広まり、特に美や健康意識が高い人々に注目されはじめ流行し始めました。

グルテンフリーの先進国とも言える欧米諸国の中でも、特にアメリカでは、グルテンフリーの食品が積極的に製造されていてアメリカ国民の認知度も大変高いそうです。

日本でも現在自然食品などを取り扱っているお店中心に、グルテンフリーの表示がある食品を置く店が増えてきています。

グルテン摂取による2大悪影響とは？

では小麦を原料とした食材を摂取し続けると、どんな悪影響があるのかと言えば、小麦アレルギーの人は対処しやすいのでこの場合は除外させていただき、それ以外の人の悪影響として、「グルテン過敏症を潜在的に持っていても気が付かない人」が存在するという事実です。
これは5人に1人の割合で存在すると言われています。

1、腸への影響について…

グルテンの日常摂取は、腸の障害や腸内層の変異などを引き起こすという研究結果が出ています。

前出のセリアック病の症状が酷い場合は、グルテン成分が腸内のバリア機能を弱らせてしまうため、血中に有害物質を送り込んでしまので体の調子が悪くなります。

またグルテンによってほかの病気の症状の悪化も招くとも、言われています。
つまりグルテン摂取で気づかずに腸が不健康になり、結果として多くの悪い症状を引き起こしている可能性が高いのです。

2、脳への影響について…

さらにグルテンは、脳へも影響を及ぼすとも医学界で検証されています。
グルテンを摂取し続けることで歩行・運動失調症も引き起こすことがわかっていて、運動制御の重要な役割機能を持つ小脳がグルテンによって悪影響を及ぼすという事実も判明しています。

実際に歩行障害者がグルテンフリーの食事法を行ったところ著しく改善したという報告があります。

これ以外にも脳や精神系と関連のある統合失調症、自閉症と言った症状が、グルテンフリーの食事法で効果を上げていると報告されています。

グルテンフリーとは？テニスのジョコビッチ選手のエピソード

テニス界では世界トップクラスの実力者であるジョコビッチ選手は、徹底したトレーニングで実力を付けていましたが、それでも数年前に伸び悩んだ時期があったそうです。

最高のテニストレーニング法や筋力トレーニング法と、徹底した生活（健康）管理で世界トップをめざしたのですが思うように効果が出なかったのです。

ところが、ジョコビッチ選手はある人の勧めでグルテンフリーによる食事法を取り入れたところ、それ以降劇的に成績がアップしたのです。

その年から翌年にかけてなんと3つのグランドスラム大会を制し、一躍世界ランキング1位に躍り出ました。

ジョコビッチ選手の活躍ぶりは改めてご説明するまでもありませんが、現在も世界トップの実力で2015年以降ウィンブルドンや全米オープンなどグランドスラム大会も3勝しています。

このエピソードが一躍有名になって、ジョコビッチ選手の著書である、

「ジョコビッチの生まれ変わる食事〜あなたの人生を激変させる14日間プログラム」

が世界的なベストセラーになり、この本で全世界のアスリートの間にも「グルテンフリー」が席巻して行ったのです。

ですから今や、多くの一流スポーツ選手やアスリート達が取り入れはじめている食事法がグルテンフリーなのです。

なお、ジョコビッチ選手はグルテンフリーの食事法を14日間取り入れはじめ、1週間ほどで以下のような効果を挙げています。

・身体が軽くなってやる気が湧いてきた。
・体重もまた減少した。
・脳にあったモヤモヤ感がなくなり、思考が明瞭になった。
・長い間悩まされていた酷い鼻詰まりが消えた。

このような効果を感じつつも、ジョコビッチ選手はその後試しに再びグルテン食材を摂取したそうです。

その途端、時を空けずにめまいやさまざまな体調不良が再発したそうです。

グルテンが含まれる食材とは？

グルテン（小麦）で作られる食材は数多く存在します。
・パン
・パスタやうどんなど小麦から作られた麺類。
・揚げ物（衣が小麦粉）
・ケーキやドーナツなど小麦から作られた甘味類やスイーツ。
・麦芽飲料（ビールなどアルコール飲料）
・クッキーやクラッカーなどのスナック菓子類。
・加工（プロセス）チーズ類。
・醤油や味噌などの調味料の一部。
・インスタントコーヒーや一部お茶類。
などなどです。

グルテンを含む食材は予想以上に多いですから、常に原材料をチェックする必要があります。

最近では日本でも「グルテンフリー」の表示がある食材や食品が出回り始めていますので助かりますし、たとえばパンやパスタ類でも米粉を原材料にした商品の開発されています。