一般的に二度寝は気持ちが良いと言われますが、それはあくまで休日の朝の場合です。
会社や学校に遅刻するような二度寝は、やはり困りものですね。
ここでは二度寝しない方法や防止策、二度寝の原因と対策をお伝えします。
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目次
二度寝をしない方法や防止策を紹介する前に
まず一般的によく使われる「二度寝についての定義」ですが・・
一度目覚めたのちに二度寝状態に入る場合は、眠りが深いノンレム睡眠状態ではなく、比較的浅い眠りのレム睡眠状態にあります。
つまり完全に覚醒していない状態で、うつらうつらしたまどろみ状態にあるということです。」
二度寝のメリット
じつは二度寝することによって「ストレスに抵抗する力が高まる」と、言われています。
その理由は、一度目覚めたのちの二度寝に入るとストレスに抵抗する「コルチゾール(ヒドロコルチゾン)ホルモン」が大量に分泌されるからです。
さらに、「コルチゾール」は抗炎症作用や血糖値をコントロールしたり血圧を調整するなどの健康面への好影響もあります。
また、二度寝に入った場合に気持ち良くまどろんでいる時は、リラックス状態に出る脳波の「α波」が出ると言われています。
α波が出ると脳内には鎮静作用や多幸感をもたらす神経伝達物質が分泌されますから、前述のコルチゾールの作用と併せて、現実的な悩みを忘れさせてくれる効果もあります。
ですから二度寝すること自体は、健康面には悪いことはないと言えます。
二度寝のデメリット
では二度寝のデメリット(悪い面)ですが、これはもう「物理的な時間の問題」だけと言っても良いかと思います。
つまり二度寝による寝過ぎによって、それでなくても慌ただしい朝の時間がますます短くなって、朝食抜きになったり最悪会社や学校を遅刻する、と言ったことが挙げられます。
また、人によっては二度寝からの目覚めの状態や健康状態などによっては、体内時計が狂うこともあります。
そうなると日中もボーッとした状態になることが多く、仕事も勉強も集中出来ないという場合もあります。
二度寝する原因とは?
たとえば目覚ましを2度鳴るようにセットして、意図的に二度寝を励行するならともかく、一度目覚めにもかかわらず無意識の内に二度寝してしまう原因の多くは、
「前日に寝る時間が遅く睡眠不足状態にあること」と言えます。
寝る時間が遅くなる原因はいろいろあるでしょうが、いずれにしても朝一度で起きられないと言うことはやはり「睡眠不足」であると言えます。
あるいは仕事の疲れや深酒、遅くまで遊んでいたりすればこれはもう睡眠不足になって当然と言えます。
まれに健康的な問題や、体調不良によって二度寝してしまうこともありますが、そうでない場合はやはり「睡眠不足」が二度寝の一番の理由である、と言えます。
二度寝しないための対策
・夜更かしをしない習慣を身に付けること。
仕事などでやむを得ない場合であっても、二度寝を防止したいという気持ちがあるなら、まずは「早く寝るように心がける」ことが一番です。
たとえ5分でも10分でも早く寝ようとする心がけがあれば、自然に寝る時間は早くなってくるものです。
・睡眠時間をきちんと決めて、起きる時間から逆算して寝る時間を決めること。
たとえば起床時間が6時半で睡眠時間を6時間とするなら、12時半には布団に入ることです。
ただ布団に入って10秒で眠れるわけではないですし、寝る前の歯磨きやトイレで用を澄ますと言ったことを考えれば、ここはやはり12時になったら寝る準備に入る、と言ったことを習慣化したいものです。
二度寝するなら計画的に
前述したように二度寝がもたらす健康的な好影響を考えれば、二度寝自体は決して悪いことではないですから、計画的に二度寝をすることもありかと思います。
また実際多くの人が、計画的な二度寝を行っていることも確かです。
起床の10~15分前に一度目覚ましをセットして、さらに実際の起床時間にも目覚ましをセットすると言うことです。
上手に二度寝をする習慣を身に付けると、憂うつな気分で朝が始まるのを回避することができますし、二度寝によってこまめにストレスを解消することも可能になります。
このテーマのまとめ
無意識に二度寝をしてしまう人も計画的に二度寝をする人でも、二度目はシャキっとして起きないといけません。
その方法の一つとして、起きたら即行朝日を浴びることをおすすめします。
太陽の光を浴びることで、それまで分泌されていた「メラトニン」と言われる睡眠ホルモンの生成と分泌がが止まるからです。
つまり「朝日を浴びると心も体も目覚めた状態になる」と言うことですね。
これによって朝の目覚めが快適になることは間違いないですが、雨の日や曇りの日は、実行できないのが難点ですが・・
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