赤ちゃんが突然ミルクを吐いたりすると、親は本当にびっくりしてしまうものですね。
でも赤ちゃんの体はまだまだ未発達状態ですから、嘔吐することはよくあります。
とは言え、吐いたミルクや液体あるいは吐いた時の状態によっては、病気の可能性も十分考えられます。
今回は、赤ちゃんや乳幼児の嘔吐や吐き戻しについて、お伝えします。
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目次
赤ちゃんや乳幼児の嘔吐や吐き気とは?
赤ちゃんや乳幼児が吐いたり嘔吐することはよくありますが、問題は吐いた時の赤ちゃんの状態にあります。
たとえばウンチが緩い状態つまり、下痢をともなっている場合は急性胃腸炎の可能性があります。
その代表が流行性の「ノロウイルス」です。
よく耳にする「ノロウイルスによる胃腸炎」は、主に秋から冬に多くみられますが、熱はそれほど高く出ないのが特徴です。
症状としては嘔吐と下痢が出ますが、これに対する特効薬なものはないそうで、嘔吐や下痢でウイルスを出し切ることが有効と言われています。
ノロウイルス以外の原因としては・・
ノロウイルス以外の胃腸炎の原因で考えられるのは「ロタウイルス」です。
予防接種を受けていれば軽くて済みますが、受けていなかったりすると重症になる場合もあるので要注意です。
ですから発熱や下痢の症状が見られたら、なるべく早く小児科を受診することです。
また嘔吐物の色が黄色である場合や、噴水のように勢いよく吐く場合で同様に熱や下痢をともなっている場合も、早急に受診しましょう。
赤ちゃんが嘔吐したり吐き戻しするのは・・
赤ちゃんや乳幼児の嘔吐や吐き戻しの原因が胃腸炎などの病気以外であれば、それほど心配することはありません。
つまり発熱や下痢と言った症状もなく、比較的元気な様子であれば大きな問題はないからです。
赤ちゃんや乳幼児は嘔吐するのが普通?
もちろん嘔吐する回数や頻度にもよりますが、赤ちゃんや乳幼児が嘔吐しやすいのは、内臓の未発達だからです。
つまり、赤ちゃんが大人に比べて頻繁に吐いてしまう理由は、胃の形と働きが大人とは違うためであり、一般的に胃の入り口は大人の場合、キュッと閉じるようになっていいます。
ですから、食事後に食べたものが飛び出すことはないのですが、赤ちゃんの胃の入り口は緩く開いていることが多いのです。
そのためちょっとした刺激や、自分で体を揺すったりすると、意外に簡単に胃の中の物が飛び出してしまうのです。
赤ちゃんの吐き戻しについての考え方と対策
赤ちゃんが母乳やミルクを吐き戻すのは、おおよそですが生後3ヶ月頃です。
首が座ってくる時期になると、吐き戻しも落ち着いてくることが多いのですが、まれに半年から1年くらい吐き戻す子もいるようです。
しかしそれも、少しずつ吐く量や回数は減って行きますので、あまり心配しないことです。
また吐き戻しは、母乳やミルクを一度に大量に飲んだ場合に起こりやすいものです。
つまりミルクの量が赤ちゃんの適量よりも多い時や、回数が普段より多い時は、大人の食べ過ぎと同じように気持ち悪くなることがあります。
特に新生児の場合は「満腹感」がまだわからないために、許容量をオーバーしても飲み続けることがあります。
母乳でも同じですが、母乳の出が強い場合は、赤ちゃんが飲みこむタイミングが合わず、むせることもあります。
コツとして飲ませる時は途中で休憩を取りながら、時間をかけてゆっくり飲ませることです。
ミルクを飲ませたら必ずゲップをさせましょう
また、先ほどお話したように飲ませた後にはなるべく刺激を与えたり急に体勢を変えたりしないで、赤ちゃんを優しく縦抱きにして、背中をポンポンと軽く叩いてゲップを必ず出してあげるようにしましょう。
赤ちゃんはミルクや母乳を飲みながら、たくさんの空気も一緒に吸い込んでいるんです。
でも赤ちゃんは胃の筋肉がまだ弱いために、自力で空気を出すことができません。
ゲップをさせないと胃の中の空気が気管から口へ逆流してしまい、ミルクも一緒に吐き出してしまうことがあるからです。
このテーマのまとめ
いきなり赤ちゃんや乳幼児が、嘔吐したり吐き戻しをすると、確かに不安になるものです。
特に新米のパパさんやママさんですと、慌てることがありますが、徐々に少なくなっていくので焦らずに見守ってあげてください。
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