最近辛いことや不幸な出来事が続いてしまった…
そんなあなた「厄年」ではないですか?
新らしい年を迎えるにあたり気になるのが「厄払い」ですが、誤解されがちなのが「厄払い」の年が、必ずしも1月1日~12月31日ではないということです。
ここでは「厄払い」について簡単に丸わかりできる情報をお届けします。
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目次
厄年の厄払いとはいつからいつまででしょうか?
まず厄年を簡単にご説明しますと、これはあなたの年齢の「数え年」で決まります。
数え年は生まれた年がすでに1歳となっています。
たとえば極端な例で行くと、12月31日に生まれた赤ちゃんはすぐに1歳で翌日の1月1日には数え年2歳になります。
その後新年を迎えるごとに1歳を加えて数える年齢のことです。
反面、現在主流である満年齢は生まれた年は0歳で誕生日を迎えるごとに、1歳を加える年齢です。
満年齢でしたら翌年の12月30日まで0歳児ですから、数え年とは約2歳近く歳が違うと言うことですね。
その数え年を元に「厄年」が決まってきますがこれは男女で大きく違ってきます。
◆24歳の前厄・25歳の本厄・26歳の後厄
◆41歳の前厄・42歳の本厄(大厄)・43歳の後厄
◆60歳の前厄・61歳の本厄・62歳の後厄
【女性】
◆18歳の前厄・19歳の本厄・20歳の後厄
◆32歳の前厄・33歳の本厄・34歳の後厄
◆36歳の前厄・37歳の本厄(大厄)・38歳の後厄
◆60歳の前厄・61歳の本厄・62歳の後厄
【2019年(平成31年)厄年表】
厄年は本厄が一番災いが強いとされていますが、前厄も後厄も怖いことは確かなようです。
特に「大厄」とされる男性」42歳と女性の37歳は注意したいものです。
厄年の考え方は江戸中期には広まったとされています。
たとえば男性の40代前半、女性の30代半ばなどは肉体的にも精神的にもいろいろな変化やダメージを受ける恐れがあるため、特に気をつけなければいけないとされています。
では「厄年」とはその年齢に該当した1年…つまり1月1日~12月31日かとなるとそうでもないのです。
もちろん一般的な考え方として1年を、いわゆる元日から大晦日と考えての厄払いであって悪いことはありません。
厄年の考え方
以上の点を踏まえて厄年の考え方は大きく分けて2通りあります。
A:1月1日~12月31日まで(元日から大晦日まで)
B:2月4日~翌年の2月3日まで(立春から節分まで)
一般的にはAの解釈が多いようで初詣を兼ねてお正月に神社仏閣で厄払いをされることがあります。
しかし厄年の考えが広まった時代を考えれば、「旧暦」であるBの解釈が正しいと言われる場合もあります。
旧暦とは?
現在私たちは「新暦」で毎日を生活しています。
これは「太陽暦=グレゴリオ暦」のことですが、反して旧暦とは、明治5年(1872年)まで採用されていた「太陰太陽暦」のことです。
そして1年を二十四節に分けて考えられていますので、その最初の節分けが現在節分と言われる2月3日までなのです。
この考えで行けばその年の始まりは2月4日以降であり新暦とは約1ヶ月ほど遅いことになります。
たとえば七夕は新暦では7月7日ですが、旧暦七夕は約1ヵ月遅れですので仙台七夕まつりは8月6~7日に行われます。
あるいはお盆もまた新盆と旧盆とがあります。
新盆は現在東京周辺で一般的のようですが全国的には8月15日の旧盆が普通になっています。
と言うことで厄払いをするには旧暦の考え方に従って、2月4日以降に行くのが良いと思われます。
茨城県大杉神社はじめ全国の神社でもこの考え方が一般的でしたが、時の流れとともに生活習慣も変わったこともあり元旦から大晦日の1年を厄年と捉えることも決して間違っているとは言い切れないようです。
つまり「どうしてもこの時期に行かなくてはいけない」と言う決まりはないと考えても、いいと言うことです。
厄年の厄払いに行く際の服装って?まさか正装?
厄払いのために神社仏閣に行く場合どんな服装がいいのでしょう?
男性ならスーツにネクタイ着用?女性もスーツやワンピース?
いいえ、これもまた明確な決まりはありません。
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基本的にはスーツスタイルでもラフな服装でもどちらでもかまいません。
どこの神社でもお寺でも、「厄払いの服装はコレコレで」と言った案内をしているところは見かけません。
あまり固く考えず自由な服装で気軽にお出かけいただいてもいいと言うことです。
とは言え、厄払いは仏前や神前で受けるわけですから、極端にラフなスタイルや派手すぎる服装、露出の高い服装や汚れた衣服はやはりNGですね。
常識的な服装でお出かけすることをおすすめします。
厄年厄払いの気になる料金は?
では「厄払い」のための祈祷料ですがこれもまた神社仏閣によってまちまちであることも確かです。
中には「お気持ちで」と言う神社などもあるようですが、ほとんどの場合ある程度設定された料金があります。
ちなみに川崎大師を例にとりますと、
■一般のお護摩料金…5000円、7000円、10000円、
■ワンランク上の大護摩料金…20000円、
■特別大護摩料金…30000円以上、
この料金差は祈祷時間や祈祷するために座る場所(本堂奥など)また、いただくお護摩札の種類の違いと思っていただいて良いかと思います。
特別高い祈祷料金だからご利益が高いというわけでもありませんので、無理に高い祈祷をお願いする必要はないと思います。
また祈祷料金は平均的に考えれば、3000円~5000円と言ったところでしょうか。
まとめ
厄払いなど迷信と考えるならそれはそれで良いと思います。
言えることは昔からの伝統行事の一つであり、多くの先代の体験による言い伝えでもあるわけです。
信じる信じないは自由ですが、訳もなくこういった行事を無碍(むげ)にするのはいかがなものでしょうか?
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