「健康寿命」と言う用語が、最近よく話題に上るようになりました。
健康寿命の定義は意外に簡単なことで、
ひと言でいえば、
「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」
と厚生労働省に定義づけされています。
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健康寿命とは?伸ばすにはどうしたらいいのでしょう?
ご説明したように健康寿命とは「老後どれだけ健康な生活が、送れるか」
これがポイントになってきます。
つまり、寝たきりになったり寝たきりにまではならなくても、
日常的に介護などの世話を受けることなく、
自立した健康な生活が送れる期間が何歳まで確保できるか、
これがテーマになってきます。
もちろん誰しも病気になったりして健康寿命を終わらせたいなどと、思うはずもありません。
しかし、そう願いつつも病気や事故と言った災難は突然訪れてしまうものです。
事故はともかく大病を患わないためにはいくつかの秘訣があります。
これは長寿でありながら健康的な生活を送っているご老人の生活習慣からピックアップしました。
・定期的継続的に体を動かす運動習慣
この2つが長寿の人たちの共通した生活習慣となっています。
つまりは「食事と運動に気を遣う」と言うことですね。
健康寿命とは?平均寿命の違いご存知ですか?
改めてご説明するまでもないでしょうが、
平均寿命とは寝たきりか健康かを問わず、亡くなるまでの平均的な年齢数値です。
当然健康寿命とは差が出てきます。
日本は世界の中でも平均寿命と健康寿命両方ともに、
高い水準にあるのですが、じつは平均寿命の伸びに健康寿命の伸びが、
追いついていないのが現状なのです。
日本男性の場合平均寿命79.6歳に対して健康寿命が70.4歳ですから、
その差は9年もあり、女性の場合ですと平均寿命86.4歳に対して、
健康寿命73.6歳、その差はじつに13年です。
言い方を変えれば老後に男性は10年近く女性も10年以上は、
健康な生活を送れずに死を迎えているということになります。
長寿大国日本と言われていますが、寝たきりになって寿命が延びても嬉しいはずはありませんし、何より家族に大きな迷惑をかけることにもなりかねません。
ここはやはり平均寿命を考えるより、混交寿命をどうやって伸ばすかを考える方が先決になってきます。
健康寿命とは?延伸のコツ教えます
健康で長生きの秘訣は、
・魚中心と野菜果物を多く摂る食事習慣
・定期的継続的に体を動かす運動習慣
つまり「食事と運動に気を遣う」ことが大事だとご説明しましたが、
これ以外で健康寿命を延伸させるポイントを挙げてみたいと思います。
1日の食事中に以下の10品目が入るようにすることです。
肉・魚・卵・乳製品・油・大豆・緑黄色野菜・イモ根菜・海藻・果物
基本は3食バランスよく食べることと腹八分目にすることです。
2、運動については足腰をそれなりに鍛えていれば、寝たきりのリスクがある骨折が軽減します。
骨折は寝たきりにならなくても長期間の入院生活によって、さらに足腰が弱くなりまた認知症につながる恐れもあります。
運動と言っても別に特別なものでなくてもウォーキングでも十分です。
毎日続けることが大切ですが、雨天などで外に出られない時には室内で全身を動かすエクササイズを行うようにしましょう。
これはラジオ体操でもいいですし、手足を大きく伸ばしたり屈伸させたりでも良いですからとにかく体を動かすことを心掛けることです。
3、また外出の頻度が少なくなると認知機能が低下し、認知症リスクがなんと3~4倍になると言われていますから、積極的に外出することを心掛けて友だちや仲間と話したりする機会を持つことです。
4、またよく笑うことも健康長寿につながりますから、これも延伸のための大事なポイントになります。
このテーマのまとめ
日本は男女ともに世界一の長寿国です。
それはそれで喜ばしいことですが、寿命が延びれば寝たきりや介護を必要とする状態で過ごすことになる可能性もある、いうことを忘れないでおきましょう。
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