寒い季節になると恋しくなるのが鍋料理ですね。
熱々の鍋をみんなで囲んでワイワイやる鍋パーティーは、我が家でも冬の定番になっています。

鍋だけはぜひ男性の皆さんにも作り方を覚えてほしいものですが、意外に鍋を作るのはダメ、と言う方もいるようです。

このページでは男性でも簡単にできる、鍋の作り方のコツをお伝えしますね。

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鍋の作り方の初心者向けのコツとは

鍋はいろいろな種類がありますが、ここでは定番の寄せ鍋で基本的な鍋作りを解説したいと思います。

ちなみに鍋の種類は驚くほど数があり、地方独自の鍋料理まで含めると大変な数になります。

定番なところでは寄せ鍋に始まって、もつ鍋・ちゃんこ鍋・あんこう鍋・チゲ鍋・水炊き・みぞれ鍋などがあり、さらには地方の鍋で有名どころはきりたんぽ鍋や石狩鍋ですね。

なおすき焼きやおでんとなると、鍋料理のカテゴリに入るか微妙ですが、でもこれもまた美味いことは確かですね。

鍋の美味さはダシで決まります

鍋に入る具材は野菜以外のメインとして魚介類や肉がありますが、ダシはもちろんこういった魚介類からも出ることは確かです。

とは言ってもスープそのものにもダシが利いていないと美味しく感じられません。
このスープを美味しく作ることが第一歩です。

鍋の昆布出汁

【インスタントのダシでも十分美味い】
とは言っても、カツオ節や昆布から取るとなると手間が増えますし、初心者にはちょっと難しいです。

今の世の中は大変便利になってカツオダシや昆布ダシはもちろん、中華系のダシもコンソメなどのダシも、顆粒や粉末になって売っています。

これを使わない手はありませんし、十分美味しいですから基本のダシはこれで行きましょう。

【麺つゆでも美味しいですが・・】
麺つゆもまたカツオや昆布のダシが利いていますから、鍋に使えると思いがちですが麵つゆはベースが醤油になっていて、これを伸ばしたスープにすると醤油色になりますので、どうしても鍋のスープのイメージではなくなります。

白ダシといって白醤油がベースになっているものでしたらまだ良いのですが、鍋には麺つゆはあまりお勧めできません。
(隠し味程度ならもちろんかまいませんよ)

・4人前の鍋でしたら土鍋に約1000cc~1200ccのスープが必要です。

・土鍋に水を張って煮立たせたら、カツオと昆布のダシを適量入れて味を出しますが、この後で野菜や豆腐が入ると味そのものが薄まりますので、味見して濃いくらいがベストです。

・次に塩を入れて隠し味程度に醤油を入れます。さらにほんのり甘い味を出すためみりんをお好みで少々と、魚介類の臭みを取るため日本酒をカップ半分ほど入れます。

ここで味見をして、先ほどのようにやや濃い目の味付けにしてください。
お汁として飲むには少ししょっぱいかな、と感じるくらいです。初心者向け美味しい鍋の作り方

鍋の作り方の基本

スープが出来たらあとは具材を入れるだけですが、ただし入れる順番には気をつけてください。

味が沁み込みにくいものから先です。
ちなみに寄せ鍋に入れる具材に決まりはないですから、魚介類2種類に肉類2種類そして野菜ですね。

以下は我が家の寄せ鍋に入れる具材と、煮込む順番です。

【具材4人前】豚薄切りバラ肉200g、鶏もも肉200g、つくね(肉団子)8~12個、タラ2~3切れ、豆腐2丁、白滝適量、白菜適量、長ネギ2本分、春菊適量、えのき適量。
好みで具材は、いろいろ考えてみるのも良いと思いますよ。

・最初に木綿豆腐をひと口~ふた口大に切って鍋のスープに沈める感じで並べます。

・次は白菜ざく切りした白く硬い部分を重ねるようにして入れ込みます。

・白滝もやはりスープに浸るように入れてください。

・次にひと口大に切った豚バラ肉、鶏もも肉、肉団子、たらを上の乗せます。

・横から白菜の青い部分やネギ、春菊、エノキを押し込むように入れ込みます。

これで蓋をして煮込み始め、スープが沸騰したら弱火にして火が通っていない具材にスープをかけてあげます。

食べるタイミングで8分ほど火を通したら一度ここで火を止めて、食べる直前にまたガスコンロを点火します。

あとは熱々をそのまま食べて、ちょっと味が飽きてきたらポン酢で食べるとまた美味しいですよ。

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鍋の作り方の次は美味しい食べ方

ダシの利いた鍋はそれはそれは美味しいですが、たとえば半分ほど食べたらキムチを入れて食べると、即席チゲ鍋になって美味しいものです。

またスープ汁が減ったところに豆乳を足すと、まろやかな豆乳鍋に大変身しますが、その場合はちょっとだけ醤油、あるいは味噌を足してもらうと抜群に美味しくなります。鍋を初心者の作り方

鍋なら〆はやっぱりおじや

これまた定番ですが、鍋の締めはやはりおじやですね。
スープにいろいろな具材のダシが沁み込んでいますから、これで食べるおじやの美味いこと!

もちろんおじやだけでなく、うどんも美味しいですし最近では鍋用のラーメンまで出回っていますが、おじやだけはまた別格と思うのは私だけでしょうか?

ではここから鍋の〆のおじやの作り方ですが、注意したいのは残ったスープの量と入れる白ご飯の量との関係です。

スープが多すぎるとおじやではなくお茶漬け状態ですし、逆に少ないとお粥のように白米が練れてしまいます。

スープの量が半分の800ccくらいならご飯茶碗2杯~2.5杯が目安です。
そんなに食べられないという場合は、それぞれこの半分を目安にしてください。

ご飯を入れたら煮立ったところで火を止めて、溶き卵2個(半分なら1個です)を回しかけます。

そこに醤油をひと回しかけたら、急いで蓋を締めて5分ほど蒸らします。
そして蓋を開けたら見事なおじやの完成!と言うわけです。

非常に熱いですから舌を火傷しないように、気をつけてお召し上がりください。
おじやを食べたあとは体がポッカポカ温まりますから、冬の寒い夜には最高ですね。

このテーマのまとめ

鍋の作り方のコツおわかりいただけましたか?
繰り返しますが決め手はスープ、そして味が沁み込みにくいもんから順番に具材を入れて、八分ほど火が通ったら一度火を止めることです。

クタクタになった白菜やネギはちょっと美味しくないですから、そこは火の通り具合をチェックする、鍋奉行の仕事になると言うことですね。

いずれにしても鍋は日本の食文化の冬の花形ですから、寒い夜は鍋を楽しみたいものですね。

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