先日我が家の納戸の中に、白くて小さい虫が大量に発生しました。
30年もの長きに渡って住んでいる家ですが、初めてのことにちょっと驚いて慌てて近所の害虫駆除会社に電話で聞いてみたところ・・

このページではその白い小さな虫の正体と、発生原因や駆除方法などをお伝えします。

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白い小さな虫の正体はチャタテムシ

その白い虫は数にしたら数百匹でしょうか?
我が家の納戸の中にある段ボールの隙間や、重ねた本の間で蠢いていたのです。

数日前までは見かけていませんので、突然の大量発生と言うことになったのですが、害虫駆除会社の方の話では「たぶんチャタテムシじゃないかと思いますよ」と言うことでした。

私はさっそくネットで「チャタテムシ」を検索していたところ、特徴や形大きさからして、間違いなくチャタテムシでした。

「チャタテムシ」(漢字で書くと「茶立虫」。住まいで見られるのは主にヒラタチャタテ:チャタテムシ目コナチャタテ科)は日本を含んだ全世界でみられる、ワールドワイドな虫。

とありました。

体長は1mm程度の虫ですが、大量に発生するとさすがに気持ちが悪いものです。

調べたところダニように人を刺したり噛んだりしないようで、で取りあえずひと安心したのですが、調べて行くうちにこれは大変!となったのです。

チャタテムシが増えると起きるリスク

チャタテムシが発生しやすい場所としては、我が家のように納戸やあるいは物置など、古い段ボールや本が積んであったりするところが多いようです。

またあまり手を付けないタンスの中や衣類の引き出しの中にも、発生するそうです。

特に害にはない虫ではあるのですが、チャタテムシが増えるとダニまで増えてしまう危険があるのです。

つまり「チャタテムシはツメダニの餌になるので、ダニの増加につながる」と言うことです。

もう一つは「アレルギーを引き起こす可能性が高い」と言うことです。
チャタテムシの糞や死骸によって過敏な人は(特に子供は要注意です)アレルギー症状が出てしまうのです。

発生しやすい時期としては、やはり梅雨時から夏にかけてだそうですが、場合によっては秋から冬のかけても発生するとのことです。

チャタテムシを駆除するには

私の場合は取りあえず掃除機で吸い取りましたが、これは根本的な解決にはならないとわかりました。

チャタテムシはカビを餌にしているので、まずはその餌となるカビの駆除や発生を抑えないといけません。

チャタテムシは高温多湿を好むようですから、湿気をとる対策を講じないといけないと言うことです。

つまり、納戸にある段ボール類や本類を整理しながら、不要なものは捨てる、必要なものは陰干しにすると言うことですね。

ちょっと手間でしたが、この際とばかりに不用品の廃棄と整理整頓を兼ねて納戸内を大掃除しました。

驚いたことに掃除機で完全に駆除したとばかり思っていたチャタテムシは、移動した段ボールの下にまた、数多く蠢いていました。

結局いろいろ調べた結果で、私が取った駆除方法でお勧めできるのは、

・掃除機で吸い取ったあと、発生場所の湿気をとること。
これは扇風機で風邪を送ってから、その後市販の湿気取りを3か所に設置。

・直接発生したもの(段ボールや本など)を廃棄または陰干しすること。

・殺虫剤を撒いて瞬く放置して最後にアルコール除菌スプレーを撒くこと。

以上の駆除対策を行った結果、取りあえずチャタテムシは全滅したものと推測できます。

それから一週間後に再度チェックしましたが、一匹のチャタテムシが見つからず、ホッと胸をなでおろしたものです。

このテーマのまとめ

近所の知り合いの話では、限度を超えたチャタテムシの大量発生が見られるとシロウトでは手が付けられないとのことで、あるお宅ではプロの害虫駆除業者に依頼されたとのことでした。

チャタテムシは基本的に不衛生な場所や湿気が多くジメジメした場所に発生しますので、私が言うのもなんですが衛生状態に気をつけましょう、と言うことですね。

めったに開けない扉やタンス引き出しは、月に数回開け放って空気を入れ替えて、湿気をとっておきたいものです。

チャタテムシそのものに害はなくてもゴキブリと同じく「汚い場所」にも発生しやすいので気をつけましょう。

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