焼鳥屋の赤ちょうちんを見ると居ても立っても居られない、という左党の人が多いようですが、かく言う私もその一人です。
ところで焼鳥には数多くのメニューや種類があるのですが、意外に知られていない部位の焼鳥もあります。
このページでは焼鳥の種類の豊富さと、いろいろな部位の美味しい特徴をお伝えします。
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焼鳥の串焼きはタレ派?塩派?それとも辛味噌派?
焼鳥の味付けは基本は甘いタレが多いのですが、中には塩味一辺倒の人も多いようです。
あるいは軽く塩を振って、その店オリジナルの辛味噌などをつけて食べるのが好きという人もいます。
これはもう好き好きですから、好みの味付けで食べてもらうのが一番ですが、ただ言えることは「肉そのものの味や香り」を楽しめるのは、やはり塩であることは間違いありません。
また焼鳥の部位によって、味付けを変えて食べるのも方法です。
たとえば鳥の正肉でしたら塩で、つくねやレバーは甘いたれでいただく、という食べ方も味に飽きが来なくて良いものです。
焼鳥の串焼きの種類ってどれくらいある?
焼鳥の種類はそのお店によって違ってきますが、ご自分のお店で仕入れた丸の鳥をさばくようでしたら、焼鳥の種類もけっこう多いものです。
女性やお子さんが食べるのでしたら、一般的によく知られた部位の焼鳥が無難ですが、焼鳥通に言わせるともも肉やつくねは女性やお子さまにお任せして、希少部位の約鶏こそが本当に美味しいとのたまわるものです(私もですが)
では焼鳥にはどんな種類があるのか、ポピュラーなものから希少部位まで以下ご紹介いたします。
この焼鳥の24種類のうち、半分以上食べたことがあるようでしたら、かなりの焼鳥通だと思います。
焼鳥串焼きの種類とメニュー
2、ねぎま・・もも肉の間に長ネギを挟んだものです。
3、ぼんじり・・鳥の尾骨の周りの肉で脂が多くジューシーな味。
4、油つぼ・・ぼんじりのさらに付け根の部位で歯ごたえがあります。
5、軟骨(やげん) ・・鳥胸骨の先にある軟らかい骨で、独特のコリコリ食感があります。
6、ハツ ・・鳥の心臓ですが、コリッとしてモチモチした弾力のある食感です。
7、ハツ元・・心臓のさらに上部でつなぎ目の部位で、味や食感がハツ以上に絶品です。
8、ハラミ・・鳥の横隔膜の背中側で、とても柔らかい食感が特徴です。
9、レバー・・ご存知鳥の肝臓で、ねっとりとした食感とコクが特徴です。 10、白レバー・・レバーですが夏場に餌をたくさん食べた鳥のレバーで匂いや臭みがほとんどありませんがめったに出ない幻の部位です。
11、砂肝・・鳥の胃の部位ですが、固いくらいのコリコリとした食感が特徴です。
12、鳥皮・・一般的には鳥の皮全般を言いますが焼き鳥屋で皮といえば、首の皮部分だけを使っています。
13、手羽先・・鳥の羽の一番先の部位で柔らかく弾力がある肉と皮の食感が特徴です。
14、手羽元・・鳥の羽の胴体に近い部位で、手羽先以上に肉の味が楽しめます。
15、えんがわ・・砂肝の壁の部分だけを集めて焼いたもので、砂肝以上に固めですがコリコリ好きにはたまりません。
16、ちょうちん・・鳥の内臓で出来かけた白身に覆われる前の卵黄です。 17、ささみ・・鳥の胸にある部位で、脂身がまったくなくあっさりとした味が特徴です。
18、つくね・・鳥の首部分の挽肉を使って、ネギなどを加えて団子状にしたもので店のオリジナリティが出せる焼鳥です。
19、せせり・・鳥の首周りの部位で、やや脂分もあり身がよく締まって歯ごたえが良いのが特徴です。
20、おたふく・・ 鳥の胸線の部位で、焼鳥の表面は脂の層で覆われていて、口の中で溶けますが中身はやや歯ごたえがあるのが特徴です。
21、べら・・鳥の砂肝の下にある部位で、砂肝とはまた違った食感が楽しめます。
22、べた・・ぼんじりと背中を繋いでいる皮の厚い部位で。鳥皮より脂が多くジューシーなのが特徴です。
23、さえずり・・鳥の食道の部位で、意外に弾力があって独特の食感が楽しめます。
24、ふりそで・・鳥の手羽元と胸肉の間にある部位で、脂は少ないもののジューシーな味わいが特徴です。
さてあなたはいくつご存知でしたか?じつはこれ以外にもさらにもう少し別の部位の焼鳥もあるのですが、少なくてもここに挙げた焼鳥をすべてご存知でしたら、もう十分な焼鳥通と言えると思います。
どれをとっても同じ食感はありませんし、どれをとってもそれぞれのうま味があります。
焼鳥串焼きのメニューはさてどれがおすすめ?
これだけある焼鳥の種類の中でどれを食べたらいいか、ですがこれはもう好きなものからと言いたいところですが、食べたことがないとしたらちょっと悩んでしまうと思います。
そういう意味で、あえておすすめするとしたら、
1、ぼんじりの独特のジューシーな味わい、
2、鳥軟骨(やげん)の何とも言えないコリコリ感と風味、
3、せせりの身の締まった歯ごたえと食感、、
4、白レバー(あればですが)のレバーらしくない風味と味わい、
5、えんがわの独特のコクと歯ごたえのある食感、
この5つを私はおすすめしたいと思います。
このテーマのまとめ
たかが焼鳥、されど焼鳥です。
日本の食文化はとても豊かで、なおかつ美味しいと世界中で絶賛されていますが、庶民の味でもある焼鳥もまたじつに奥深いものです。
ぜひ美味しい焼鳥屋さんで、お好きな部位をご堪能ください。
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