我が家では柴犬を飼っていますが、その体験記の第三弾です。
これまで3匹の柴犬を飼ってきて、現在4匹目(メス)は2才を過ぎました。

ところがこの柴犬が、アトピー性皮膚炎であることが判明したのです。
このページでは柴犬がかかりやすいアトピー性皮膚炎について、お伝えします。

スポンサーリンク

柴犬のアトピーの症状とは?

犬のアトピー性皮膚炎は特に柴犬がかかりやすいという話を耳にしたのは、ここ数年のことです。

うちの柴犬が我が家に来て1才を迎えた頃、アトピーの症状が出始めました。

その症状はひと言で言えばとにかく体中を後ろ足で搔きまくるのですが、鼻先に始まって耳の後ろや、首あたりをこれでもかというほど掻くのです。

その症状が出始めて一週間も経った頃、何と鼻まわりのひげが一本もなくなったのです。
掻き過ぎたためひげが全部抜け落ちたのですね。

また後ろ足で掻けない部分の足全体や足の裏は懸命に舐めたり、噛んだりするのです。

お腹や背中も痒いのか、庭では地面に体全体を擦り付けるような仕草も多く見られました。

毛をまさぐって皮膚を見ると、部分的に赤くなっていて、手足の指の間や肉球のそばの皮膚も赤く腫れたようになっていました。
そして柴犬を連れて動物病院に出向いたのですが・・

柴犬のアトピーの症状は薬で治るもの?

動物病院の医師に聞いた話では、アトピーとは免疫機能の異常によるアレルギー反応だそうで、皮膚が炎症する症状が出るとのことでした。

しかしアトピーの原因は一般の動物病院では診断がつかないため、専門の検査機関に行かなければならないとのことでした。

その専門機関でも100%原因を特定することは難しいとのことで、一般的にはダニやカビ、ホコリ、食物などのアレルゲンが体内に入ってしまい、犬の体内の免疫機能が異常に反応して発症する病気だそうです。

治療薬としてはよく知られた、抗ステロイド剤が飲み薬として処方されましたが、これはいわゆる人間のアレルギー性皮膚炎と同じで一時的に症状を抑えるものであって、根本的なアトピーの完治となるものではないのです。

また一度ステロイド剤を服用させると、最悪の場合一生飲ませ続けないといけない可能性もあるのです。

つまり柴犬に限らずアトピーの根本的治療法は確立されていない、という話なのですが・・

柴犬のアトピーの症状を和らげるには食事の改善から

我が家の柴犬はステロイド剤のほかに専用のシャンプーと手足の指の間の塗り薬が出され(プラスエリザベスカラー)

しばらく様子を見ましょうとなりましたが、確かに一時の激しい痒みの症状は和らいで一安心と思ったのですが、ステロイド剤を医師の指導に従って、最初は毎日服用させ1週間経った頃に1日置きとして、さらに2日置きとして行ったのですがこの頃にはまた痒みが酷くなってきました。

結局、ステロイド剤を1日置きにして週に一回の足だけのシャンプー、そして月に2回全身のシャンプーを余儀なくされたのです。

ドッグフードが原因の可能性が大?

柴犬のアトピーの原因は特定が難しいと話しましたが、いろいろなネット情報を検索した結果可能性としては「ドッグフードが一番高いようである」と私は判断しました。

犬のアトピーは昔は存在しなかったという事実をご存知ですか?つまりアトピー性皮膚炎はドッグフードが出回り始めた頃と、時期が一致しているのです。

人間の場合でもアトピー症状が出始めたのは、1960年代以降と言われています。

ドッグフードが絶対的な原因とは言い切れませんが、可能性は高いと言うことで、以下の食事法を実施することにしました。

柴犬のアトピー対策食事法

アトピー症状が出るのは、人も犬も腸内環境が乱れているそうです。

腸内細菌のバランスが体の健康に対して、さまざまな影響を与えているそうですからその腸内細菌のバランスが崩れると、免疫機能にも異常をきたすそうです。

腸内環境を整えるためには、発酵食品であるヨーグルトと納豆が効果的であるという事実を知りました。

と言うことで、我が家の柴犬の食事内容は、

・白米ベースのおじやにいろいろな野菜(ネギ類とニンニクは絶対不可)と、鶏肉を入れて煮込んだものを一日2回とする。

・おやつも市販のドックフードはやめて、無塩の煮干しまたは茹でた鶏肉を小分けしたものにする。
・その他ヨーグルトと納豆を適量与える。
としました。

その結果約1ヵ月で我が家の柴犬の痒みは、だいぶ和らいできました。
まだまだ様子見ですが、ご参考になれば幸いです。

このテーマのまとめ

柴犬以外にアトピーになる犬はあまりいないようですが、じつはそれが私には不思議でした。

なぜよりによって一番愛する柴犬が・・と思わざるを得ませんでしたが、痒みに苦しむ愛犬を見ていると嘆いてばかりもいられません。

可愛い我が愛犬のために、できることをできるだけして上げたいと思うこの頃です。

スポンサーリンク