運動会シーズンですね。
と言っても最近では秋に限定されず、春に運動会を行う学校も増えているようです。
足が速い子どもは今も昔も一躍ヒーローになるものですし、逆に万年ビリの子どもはしばらくは、クラスでも「針のムシロ状態」で、どうしても気持ちが落ち込み気味になります。
たかが駆けっこ、されど駆けっこです。
このページでは、子どもの足が(大人でもだいじょうぶです)速くなるコツやトレーニング法をお伝えします。
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目次
足が速くなる方法とは?速く走るために必要なこと
足が速くなるためにはいくつかのコツがありますが、それは決して難しいことではありません。
とは言えそのコツを小学生や小さい子どもに、どのように噛んで含んで教えてあげるかがキーポイントになります。
ではそのコツをお伝えする前に、足の速さは親から遺伝するか否かについて少しだけ解説したいと思います。
足の速さって子どもに遺伝するの?
親の足の速さや運動能力については「ある程度子どもにも遺伝する」と言われていますが、研究結果では短距離走において遺伝の影響はそれほどない、とも検証されているのです。
つまり、遺伝を云々する以前に子どもにとってどれだけ効果的なトレーニングを行うかが鍵になってきます。
また。生活習慣として家に閉じこもりっきりであれば、仮に親の優れた運動能力を引き継いでいたとしても、子どもの運動能力は開花されないことになりかねません。
速く走れるかどうかも同じであって、子どもに合わせたトレーニング法を行うことで効果が得られるということです。
足の速さは遺伝よりも生活習慣やトレーニングが重要なのですね。
もし足が遅いと子どもも運動会が嫌になったり、体育の時間が辛くなったりする原因にも繋がって行きます。
足が遅いことがきっかけになって不登校の原因にもなりかねない、と言ったらちょっとオーバーも聞こえますが、子どもはそんな些細なことでも自信を失ってしまい、勉強やほかのことも頑張れなくなるものですよ。
足が速くなる方法、速く走るために必要な筋トレやトレーニングとは
では速く走るためのトレーニング方法をお伝えしたいと思います。
速く走るための筋肉を作って行く上で覚えていただいきたいことは、走り方のフォームを改善しただけですぐに速く走れることもありますが、筋力トレーニングなどをしたからと言ってすぐに効果がでるということはありません。
もちろん子どもによっては即効性があることもありますので、ぜひここは真剣に取り組んでいただきたいと思います。
足が速くなるトレーニング習法
速く走るには股関節が重要であると言われていますが、お尻の筋肉や太腿の裏の筋肉を使うことで、股関節がうまく働いてくれます。
その場で腕を振って、股関節を交差させるようにしっかりと腿を上げます。
コツとしては、片足で地面を踏みつけると同時に、反対の足をポンっと上に上げる感じで最初はゆっくり、慣れたら速く腿を上げること。
腿上げは10秒全力で行い、30秒休憩したらまた行いますが計5セットは続けましょう。
2、腕を前後に速く振る練習
腕を速く振って走ることで自然に足も腕の振りについてくるものです。
腕の振りを変えるだけでかなり速さが違ってくることがありますが、コツとしてはやや手を開き目にして、胸の前にある空気を掻き取るようなイメージで行いましょう。
下半身を使わず腕振りだけをなるべく速く行うことです。
同じく10秒全力で行い、30秒休憩したらまた行いますが計5セットは続けましょう。
速く走るための筋力トレ―ニングですが、足を速くしたいから下半身だけ鍛えれば良いというわけではありませんし、むしろ小学生には高負荷の筋トレはNGと言っても過言ではありません。
とは言えあまりにも筋力がないようでしたら、いくらフォームを改善してもそれほどの効果は期待できません。
特にインナーマッスルをしっかり作ることで体の芯が強くなって真の力が発揮されます。
足が速くなるためのインナーマッスルを鍛えるおすすめの体幹トレーニングは次のやり方です。
足が速くなる体幹トレーニング法
・右手を床に水平になるようにまっすぐに前に伸ばします。
・左足を上げ床に水平になるようにまっすぐ後ろに伸ばします。
・顔はまっすぐ前を向くことです。
・この状態を20秒キープしたら終了。
・今度は逆の手足で行いますが、左右で行って1セット、これを3セット行いましょう。
速く走るための“足”の正しい使い方
では速く走るためには「足」はどのように使われたらいいか?についてお伝えします。
ここで言う「足」は「脚」ではなく足首から先の部分を指しますが、正しい使い方は「かかと着地」「つま先キック」の二つが原則と考えましょう。
速く走るためにはつま先だけで着地して走る、と言った「運動物理学」に反した理論がまことしやかに言われることがありますが、それは大間違いです。
前傾姿勢で走る際には、全体重を足で交互に受け止めることになります。
それをつま先内部の細い「種子骨」で受け止めるとブレーキがかかって、瞬間的にかかと方向に重心が戻されます。
これではむしろ走りは遅くなってしまいかねませんので、「かかと着地・つま先キック」を教えてあげましょう。
足が速くなる方法とは速く走るコツがあります
では最後に、速く走るためのポイントをまとめてお伝えします。
1、スタートしてから最初の数メートルは前傾姿勢で走ること。
2、かかと着地・つま先キックを意識すること。
3、腕の振りを速くしつつ胸の前の空気をすばやく掻き出すイメージで振ること。
この3点を意識したトレーニングを継続することで、速く走れるはずですから最低でも1週間はトレーニングしてみましょう。
また、運動会などの本番で気をつけたいことが2つあります。
1、左右を見ながら走ってはいけない・・
子どもはどうしても走っている途中で左右を見ることがあります。
ゴールまではゴール(前)だけを見て文字通り「わき目もふらず」走ることを教えてください。
2、ゴールは3メートル先である・・
これは大人でもそうですが、ゴールの3メートルほど手前になると加速する意識がなくなり力が緩むものです。
つまり惰性で走ることになるのですが、これは特に短距離走の場合確実にタイムを落とします。
ですから子供に教える場合には「ゴールは3メートル先」を意識させてください。
テーマのまとめ
足が遅い子は一見してフォームが悪く理に反した走り方をするものです。
それを見つけて上げて良い(正しい)走り方に改善すると速く走れるようになるものです。
人それぞれ走り方が違うので、改善策もまたは人それぞれです。
走っているシーンをビデオ撮影してチェックするのも方法ですね。
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