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すそわきがの対策とチェック法は?原因と治療法を紹介します

すそわきがとは性器周辺や陰部からのワキガのことですが、 原因はいろいろあり遺伝的体質や陰部の衛生状態、体調や食べ物あるいは女性特有の病気で起こることもあります。

しかし場所が場所だけに誰にも相談できず、病院にも気軽に行けるものでもありません。
このページではすそわきがの原因からチェック法、そして対策法を紹介いたします。

すそわきがの対策はチェックすることから

すそわきがを疑ったらまず以下の点をチェックしてみましょう。

【パートナーに聞いてみる】
手っ取り早いのはパートナーに感想を求めることです。
陰部が臭うと言われたらちょっとショックですが、自分では気づかない臭いでもパートナーだからこそ敏感に臭いを感じてしまうものです。

放っておいて後悔するより、思い切ってパートナーにどんな臭いがするのかズバリ聞いてみるのも方法だと思いませんか?
優しいパートナーでしたら親身になって答えてくれるはずです。

【自分で臭いをチェックする】
またご自身で臭いをチェックすることもありですから、生理中やオリモノの臭いだとすればその時によって臭いが強くなったりする場合もありますが、下着を嗅いでみてキツイ臭いだったり悪臭がする場合は婦人科系の病気の可能性もあります。

まさかそれこそパートナーに嗅いでもらうわけにも行かないでしょうから、自分で下着の臭いをチェックすることもひとつの方法です。

【下着に黄色い沁みがあるかチェック】
すそわきがだけでなくワキガの人のシャツや衣類の脇の部分に、黄色い汗沁みがつくことが多いものです。

同じようにすそわきがの場合も、下着のクロッチ部分にに黄色い汗沁みがつくことが多いものです。

ただ、その染みが尿やオリモノでついたものでしたら臭いはそれほどきつくないものです。

きつい臭いを感じたらそれは、アポクリン汗腺からでるアポクリン汗が黄色く濁って出た汗であり、この場合は陰部にアポクリン汗腺が多く分泌されると考えられすそわきがの可能性が高いと思われます。

【乳首から臭いがする】
じつは、アポクリン汗腺は乳首周辺にも多いのです。
乳首からもきつい臭いをがする場合はすそわきがの可能性が高くなるようです。

これもパートナーに聞いてみるのも方法ですが、簡単なチェック法としてはご自分でブラの臭いを嗅いでチェックしてみることです。

【陰毛が人より濃い目】

陰部周辺の毛をチェックする方法ですがこの場合のチェックポイントとしては毛の多さではなく、毛の濃さを見ることです。

陰毛が太かったり、1つの毛穴から数本の毛が生えている場合はアポクリン汗腺が多いことが考えられ、すそわきがの可能性が高いと考えられます。

すそわきがの対策の前に原因を知ること

すそわきがは陰部からの独特な臭いがするのですが、医学的には「外陰部臭症」と呼ばれています。

男女問わず人の身体には「アポクリン汗腺」「エクリン汗腺」と言う汗腺がありますが、エクリン汗腺から出る汗はほとんどが水分ですから臭いがないものです、

またアポクリン汗腺から出る汗も、基本的にはほぼ無臭と言われておりますが、これは個人差があって脂肪や尿素、尿のアンモニアと言った匂いの元となる成分が含まれているため、その人の体質や生活習慣などによって独特な匂いを発するすそわきがとなるのです。

すそわきがは遺伝する?

すそわきがに限らず「ワキガ」は遺伝が大きく関係します。
つまり「ワキガは体質」という観点からも両親がワキガ体質であれば、その子供または孫にも遺伝することが考えられます。

ワキガは優性遺伝ですから、両親ともワキガ体質の場合はほぼ100%で遺伝しますし、両親のうちどちらか片親だけなら50%の確率で遺伝します。

もちろん確率論ですから、両親ともワキガ体質でも子供に受け継がれない場合もありますし、その逆に両親ともワキガ体質でなくても子供に表れると言うケースもあります。

遺伝しない場合のすそわきがもある?

両親ともにワキガ体質でなくても食事や体調によってもすそわきがは起こります。

もともと体の匂いとは、日頃の食事内容によって大きく左右されるものですので、たとえばニンニクなど強烈な匂いの食事をとり続ければ、体臭や口臭はもちろん陰部の臭いも強くなるものです。

さらに、肉食中心の食事だったり乳製品をよく食べる人は、ワキガが強くなる傾向があります。

その原因は食材に含まれる動物性たんぱく質や脂肪分などの成分作用によって起こります。

すそわきがの対策法について

すそわきがと判断した場合にその対策法としては、
・自分でできることを実践する、
・病院に行って診察してもらい治療を試みる、

このどちらかになると思いますので、以下よくお読みいただきご判断ください。

自分でできるすそわきが対策

1、食事内容の改善
上述したようにすそわきがの原因に一つに、動物性たんぱく質の過剰摂取が挙げられます。

肉類を少なめにして野菜や魚介類中心の食事内容の改善をご検討ください。

2、体臭対策グッズを活用
今は防臭対策商品が数多く出回っています。
デリケートゾーン専用の石鹸も好評のようですし、日中でしたらデオドラント商品使用して臭いを抑え込むことも方法です。

しかしこれは、根本的な改善にはならないことをご理解ください。

3、すそわきがの臭いの原因となる雑菌の繁殖を抑え込む

・トイレの際にビデを使用して尿などの陰部の汚れをきれいに洗い流す
・生理中は特に臭いが気になるので、ビデでキレイに洗い流す
・ビデがない場合はデリケートゾーン専用ウェットティッシュで拭いて清潔に保つ
・アンダーヘアの脱毛やカットも臭いを軽減できる
・入浴時の洗い方として大陰唇や小陰唇の溝はどうしても垢が溜まりやすいため、汚れをきれいに洗い流す
またこの時、通常のボディーソープよりデリケートゾーン用の低刺激石鹸を使うと刺激が少なくすみます。

病院でのすそわきが治療

すそわきがの治療法はいくつかあるますので、簡単にご紹介いたします。

【ビューホット治療】
これはメスを使わない治療で、細い針からでる高周波が汗腺であるエクリン汗腺、アポクリン汗腺を破壊することで汗を止めてわきがの臭いを抑える治療法です。

この治療法はすそわきが以外に通常のわきが、乳輪わきが、お尻わきが、その他に手の平、足の裏の多汗症も治療できるそうです。

【ボトックス治療】
陰部の汗を抑える治療法で、ボトックス(ボツリヌストキシン)という薬剤を注射して、神経伝達物質のアセチルコリンをブロックさせます。

この治療法によって汗を抑えることができ、一度の治療ですぐに効果が現れますが約半年で効き目はなくなるため、繰り返しの治療が必要になります。

【電気凝固法】
電気凝固法とは局所麻酔したのち、毛根付近に細い針をさして高周波電流を流し毛根とアポクリン汗腺を固める治療法です。

アポクリン汗腺とエクリン汗腺にふたつの汗腺も凝固させることで、汗の量を大幅に減少させる効果があります。

このテーマのまとめ

すそわきがとは何なのか、おわかりいただけましたでしょうか?
デリケートゾーンの臭いは確かにとても気になるものですが、だからと言って過剰に悩んでストレスにならないように気をつけてください。

そしてニオイの原因の雑菌を少しでも増やさないように清潔を保つように普段より少し意識するだけで変わってくるはずです。

しかしすそわきがの臭いが気になるからといって過剰に洗うのは逆効果です。

その理由は膣の中には善玉菌がいるからであり、その善玉菌が悪い菌と戦って病気のもととなるものを防いでくれているからです。

洗いすぎによってこの善玉菌を流してしまうと膣内の雑菌が繁殖しやすくなるということも忘れないでください。

あとは食生活を見直して、優良なデオドラント製品を試してみたりと簡単にできる対策から始めてみてはいかがでしょう?