2020東京オリンピックパラリンピック開幕に向けて、カウントダウンが始まりました。
気になるのは、各競技を直に観戦するための「チケット」の入手法ですね。
オリンピック観戦チケットを取るための、裏技なんてあるのでしょうか?
ここでは東京オリンピックの開会式や、競技観戦のためのチケットを入手するためのノウハウを詳しくお伝えします。
目次
東京オリンピックのチケットの買い方って?
2020東京オリンピックパラリンピック(以下オリンピックと総称)は、2020年7月24日~8月9日までの17日間にわたって開催されます。
その規模はオリンピック史上最多の、33競技339種目が開かれる予定です。
2018年末には競技日程の大枠も決まりましたので、いよいよ東京オリンピックも現実味を帯びてきました。
では2020東京オリンピック観戦のためのチケットを手に入れる方法ですが、オリンピック観戦チケットは組織委員会の公式販売サイトで販売されます。
そのためには事前に「TOKYO 2020 ID」の登録が必要となります。
チケットの申込のための事前登録キャンペーンはすでに始まっていて、実際のチケット販売開始は19年春が予定されています。
そして予約したチケットの受け取りは、2020年春以降とされています。
IDに登録するとメールマガジンなどを通じてチケット情報やオリンピック大会の関連情報が配信されます。
実施時期:2018年7月20日(金)~2019年3月末日
※キャンペーン終了後でも「TOKYO 2020 ID」の登録は受け付けています。
また2020年に入れば店頭でもチケットは購入でき、各チケット販売所を通じて入手することもできます。
なおチケット販売所で購入する場合は先ほどお伝えした「TOKYO2020 ID」への事前登録は必要ありません。
東京オリンピックのチケットの価格は?
気になるのが東京オリンピック観戦チケットの価格ですね。
各メディアにて公表された、メイン競技の価格帯は以下のようになっています。
・水泳…競泳は5800~108000円
その他飛び込みは3500~35000円
・陸上…トラック競技=3000~130000円
マラソン競技などは2500~6000円
・野球…4000~67500円
・ソフトボール…2500~25500円
・バドミントン…4000~45000円
・サッカー…2500~67500円
・バスケット…3000~108000円
・ボクシング…3500~45000円
・カヌー各競技…3000~10000円
・自転車各競技…3000~14500円
・フェンシング…3000~11500円
・ゴルフ…3000~10000円
・体操…4000~72000円
・新体操…4000~36000円
・トランポリン… 5500~16000円
・ハンドボール…3500~20000円
・柔道…4000~54000円
・空手…3500~12800円
・レスリング…4000~45000円
・ラグビー…2500~25500円
・セーリング…3000~5500円
・射撃…2500~5500円
・卓球…3500~36000円
・スポーツクライミング…3000~12500円
・バレーボール…4000~81500円
・ビーチバレ―ボール…3500~45000円
・テニス…3000~54000円
・重量挙げ…2500~12800円
・テコンドー…3000~9500円
・トライアスロン…4000~8000円
※大会計画や競技スケジュールなどによってチケット価格帯は変更となる場合があります。
さらにサッカーなどチームスポーツを中心とした人気競技においては、飲食サービスなどの特典をつけた高額チケットも用意されます。
またサーフィンなど一部競技種目ではチケット価格が未定のものもあります。
東京オリンピック同じ種目でなぜ価格に差が出る?
チケット価格はお伝えしたように同じ種目でも価格差がかなりあります。
たとえばサッカーを例に取っても2500~7万円と30倍近い差が出ています。
その理由は単純明快で「人気の試合」あるいは「注目選手が出ている」「メダルが決まる大きな試合」などで違ってくるのです。
当然日本開催ですから日本チームの試合は人気がありますし、または予選ラウンドか決勝ラウンドかで、チケット価格は大きく差がついてしまうと言うことです。
つまり2500円のサッカー観戦チケットは、御幣のないようにお伝えすれば普段私たちにとって、あまり馴染みのない国同士の予選ラウンド1~2回戦のチケット価格とお考えください。
野球でも卓球でもすべての競技でも全く同じことが言えます。
特に日本人のメダル獲得が期待できる種目で、さらに最終日となるとほぼ100%高額なチケットになると思われます。
「競泳・卓球・柔道・野球・体操・レスリング・空手・バドミントン・スポーツクライミング」
などなど…そして「開会式」もそれに当てはまります。
またこういった一般販売チケットとは別に「12歳以下の子供」「60歳以上の高齢者」「障害者」を含めた家族、あるいはグループ向けの企画として1人2020円のチケットもあります。
さらには開閉会式を含む全競技において、パラリンピックを合わせ100万人以上の児童、生徒など学生向けにも低価格のチケットが用意されていると言われています。
チケット入手するための裏技ってある?
東京オリンピックの観戦チケットは公式サイトや委託されたチケット販売観所以外で購入することは出来ません。
いわゆるチケット転売を目的とした第三者による高額な販売などでの購入は完全な違法です。
こういったチケットの入手法は売った方も買った方も処罰の対象になりますから、くれぐれもご注意ください。
では、東京オリンピック観戦チケットは正規ルートだけで購入するしか方法がないのかと言えば、決してそんなことはありません。
裏技的なチケット入手方法としては大手旅行代理店による、
「2020東京オリンピック観戦ツアー」に申し込むことです。
宿泊ホテルもパックになったチケット込みの観戦ツアーが販売される予定なのです。
しかしすべての旅行代理店で、こういったツアーが敢行されるわけではありません。
2020年東京オリンピックオフィシャル旅行サービスパートナーとして契約しているのは以下の3社となっています。
「JTB・近畿日本ツーリスト・東武トップツアーズ」
ツアーの販売開始は早くても2019年夏以降となるはずですので、この3社が提供するツアーをチェックしておきましょう。
あるいはご近所に上記旅行代理店があれば、事前に予約確認などしておくのも方法です。
東京オリンピックの観戦は都内や近郊に在住でもない限り、宿泊も考えないといけません。
今現在その宿泊施設も不足気味と言われています。
そういう意味でも宿泊がセットになった観戦ツアーは、大変便利なものとなるはずです。
東京オリンピックのチケット開会式の場合は?
これまでお伝えしたように東京オリンピックの観戦チケットは種目内容によって価格差があります。
しかし開会式だけは違います。
開会式はすでに5種類の価格帯を想定し、最低価格が12000円最高価格が300000円となっています。
これは単純に指定された席位置による価格差であり、入場選手団やセレモニーが間近にで見られる席は高額と言うことです。
まとめ
2020東京オリンピックを観戦することは生涯の思い出と言っても良いかと思います。
それにしても、希望種目の観戦チケットを手に入れられる可能性とはどれくらいなのでしょう?
ちなみに過去日本で開催された長野オリンピックの各種目観戦チケット購入のための平均倍率は17.7倍だったそうです。
しかし長野オリンピックは冬季五輪でありさらには長野県という地方での開催でしたから、東京オリンピックの場合はこの倍率をはるかに凌駕するものと思われます。
観たい種目をいつでも好きな時に…とは行かないことは確かですが、めったに見ることができない自国開催のオリンピックですから、何としてもチケットを手に入れたいものですね。