思春期の頃から大人になっても悩みのタネになるのが、ニキビですね。
ではなぜニキビができるのか・・その原因を知ることが先決です。
また目の行き届かない背中ニキビは本当に困りものですから、併せてそのケア法もお伝えします。
目次
ニキビができる原因を知っておきましょう
ニキビができる原因はこれ!と言うようなものではありません。
つまりニキビの原因は一つではないのです。
食生活の影響が大きいと言われていますがそれ以外にもストレスが溜まったり、暴飲暴食によって自覚症状のない内臓障害が起きて出来ること多いのです。
またホルモンバランスが乱れることでもニキビはできるものです。
あるいは体に余分な熱が溜まることでリンパが停滞します。
リンパの老廃物が組み合わさるとニキビができやすくなるとも言われていて、人の体は下半身より上半身に熱が溜まりやすいため、ニキビも上半身に多いのです。
ニキビのできる場所別の原因
鼻を頻繁に触ることで汚れが溜まりやすいためにニキビができることが多いです。
女性ならファンデーションが原因になることもありますが、紫外線による刺激でターンオーバーが乱れ毛穴が詰まることも原因です。
あるいは内臓障害的には、肝臓、大腸、肺の不調が考えられます。
【おでこにニキビがよくできる人】
一番に考えられるのが前髪の汚れがおでこに付着して炎症を起こす可能性です。
または前髪そのものにシャンプーやリンスのすすぎ残しがあるとニキビもできやすいものです。
内臓障害として胃腸の不調が一番に挙げられますので、暴飲暴食に注意して食生活の改善に努めましょう。
【口のまわりにニキビがよくできる人】
一番が食べ過ぎが考えられますが、胃腸そのものにトラブルが起きている場合が多いようです。
またビタミン不足や栄養の偏りが原因で出来ることも多いですから、栄養バランスに気をつけた食生活と、十分な睡眠をとるようにしましょう。
【あごにニキビがよくできる人】
女性の場合生理前になると男性ホルモンの分泌が増えますから、肌の新陳代謝が崩れることがよくあります。
また冷え性の人もあごによくニキビができますし寝不足やあるいは、メイクの洗い残しでできることも少なくありません。
体が冷えていると感じたら、ゆっくりとお風呂に入る習慣を持ちたいものです。
背中にニキビがよくできる人はちょっと原因が違います
背中ニキビが出きる原因は、なんと男性ホルモンと原因菌のカビと言われれています。
背中ニキビは菌の種類が違うのが大きな特徴であって、顔にニキビが出来る原因菌はよく耳にするアクネ菌です。
アクネ菌は空気が入りませんし、皮脂が多く毛穴の詰まっているところに集まりやすい性質もを持っています。
その毛穴にアクネ菌が入りこむと、炎症が起きてニキビができていまうのですが、背中にできるニキビの原因菌はマラセチア真菌といわれるカビの一種なのです。
この菌はフケの原因にもなる菌です。
また、皮脂の過剰分泌と毛穴の詰まりも原因があります。
背中の皮脂の分泌腺というのは、顔より大きく皮脂がたくさん出やすいとされています。
さらに背中には、うぶ毛が太く生えているため皮脂が皮膚表面に出にくいので、皮脂が詰まりやすくなりますからニキビができやすい場所になるわけです。
ニキビ跡を残さずに治す方法はある?
ニキビを治す方法は皮膚科に行っての治療が一番ですが、自分で治す方法も知っておいて損はありません。
また対策を知ることでニキビができにくい体にすることも可能だからです。
ニキビのできない体にするには
【一番は何といっても食生活の改善】
皮膚の炎症を抑えるビタミンB2、B6を積極的に食べましょう。
ビタミンB2はお肉のレバーやウナギ、ワカメや青ノリあるいは煎茶や抹茶に多く含まれています。
ビタミンB6はお魚のマグロやカツオ、また銀杏やピスタチオ、ニンニクなどに多く含まれています。
また食事内容としてはなるべく脂質の高い揚げ物などは控えることと、辛いものなど刺激物も控えましょう。
またスイーツなど甘いものもあまりお勧めできません。
【紫外線はニキビの原因を作ります】
紫外線を浴びているると毛穴に詰まっている脂が酸化してドロドロの状態になりますから、さらに毛穴を詰まらせる原因に繋がります。
またニキビができている場合は、紫外線を浴びるとメラニン色素が増加するため皮膚内部から黒くなり、ニキビ跡になってしまうことになりかねませんから要注意です。
紫外線防止のために日焼け止めを塗ることはお勧めできますが、問題は帰宅してから日焼け止めをよく落とさないと、毛穴を詰まらせる原因になります。
そのためには油分の多い日焼け止めは極力避けて、日焼け止め用のクレンジングを使うことをお勧めします。
【背中ニキビは汗も大敵】
背中ニキビの対策としては汗の対策がキーポイントになります。
たとえば寝汗ですが、ご存知のように人は寝ている間にコップ一杯程度の汗をかくと言われています。
そのために原因菌が発生しやすくなりますから、朝めざせたら寝起きにシャワーを浴びて、その汗を洗い流すのも効果的です。
またシーツやパジャマなどはこまめに洗濯して常に清潔な状態で就寝することが大切ですし素材は、綿など肌に優しいものがベストです。
【洗い残しは意外にニキビができやすい】
入浴時にシャンプーやリンスなどはきちんと洗い流さないと頭皮だけでなく上半身や背中にもシャンプーやリンスの薬剤が残ります。
これがニキビの原因になることがよくありますから、すすぎは十分にしましょう。
また、洗濯する場合の洗剤や柔軟剤が刺激のあるものも要注意です。
特に香料の強いものは刺激が強いですから避けた方が無難です。
背中もそうですが首周りにニキビができる場合は、洗濯洗剤や柔軟剤が原因であることも多いと言われています。
背中ニキビの跡を消すには
1、入浴時薬用のソープ(泡)で優しく洗うこと。
2、毛穴の詰まりを除去して炎症を抑えること。
3、お肌の保湿成分や美白成分を浸透させること。
この3つがポイントになります。
特に入浴時が大切で、背中ニキビが治らない大部分の人は、お風呂で体を洗う際にナイロンタオルでゴシゴシと擦り洗いしています。
ナイロンタオルの摩擦によって、背中ニキビは確実に悪化して行きますから薬用石鹸の泡で優しく洗うようにしましょう。
背中ニキビを早く治すために重要なことはこういった正しい洗い方と入浴後の薬用ケアです。
手っ取り早い方法は皮膚科に行って、超浸透型のニキビ跡専用薬用クリームや抗炎症作用のある浸透型保湿成分配合の薬用クリームを処方してもらうことです。
また大手薬局で薬剤師さんに相談すれば、この手の市販クリームを教えてくれます。
背中のニキビ跡は一般的なニキビケアと違って毛穴の皮脂の炎症を抑えるだけでは治りませんので、くれぐれも入浴時の洗い方と薬用ケアを忘れないようにしましょう。
【日常生活で注意したいこと】
ニキビができにくい体質にするために、日常生活においては以下の点に注意するようにしましょう。
・睡眠不足にならないように注意する。
・食生活を見直して暴飲暴食をしないようにする。
・特に油分の多い食事は控えめにしましょう。
・入浴時にシャンプーやリンスボディソープはきちんと洗い流しましょう。
・下着やパジャマ、シーツは清潔にしておきましょう。
・こまめに洗顔したり、可能ならなるべくシャワーを浴びるようにしましょう。
些細なことですが、こうした生活習慣を毎日積み重ねることでニキビができにくい体質になりますから、くれぐれも習慣化することが大切です。
このテーマのまとめ
ニキビができやすい人はもちろん体質もありますが、衛生観念が低い傾向にあるそうです。
つまり「清潔」であることがニキビができにくくするのです。
こまめな洗顔やシャワーを使う習慣を身に付けたいものです。
また内面的要因としての一番は食事内容です。
天ぷらやトンカツなどが好きな人はやはり、ニキビができやすいと言うことですね。
食生活の場合はこういったものが100%ダメと言うのではなく、控えめにすることが大事なのです。